執筆者:水口貴博

ビジネスパーソンのための30の食事マナー

22

上司からの飲みの誘いは「仕事の延長」である。

上司からの飲みの誘いは「仕事の延長」である。 | ビジネスパーソンのための30の食事マナー

仕事の定時近くになると、ときどき悪魔のささやきがあります。

「水口君、今日、一杯どうかね」

上司からの飲みの誘いです。

社会では、職場の上司から「仕事が終わったら飲みに行かないか」と誘われることがよくあります。

上司としては部下のことが気になり、コミュニケーションの一環として飲みの誘いをしてくれます。

もっと部下のことを理解したいのです。

しかし、たいていの場合、部下にとって上司との飲みはあまり嬉しいものではありません。

気を使うからです。

打ち解けた仲との飲みなら、気兼ねなく会話もできて盛り上がり楽しいですが、上司ともなればそうはいきません。

言葉遣いに気をつけ、態度に注意を払い、つまらないジョークにも笑う準備が必要です。

本音では嬉しくなくても、社会では「ありがとうございます」と言わなければならないところです。

私の場合「今日は上司から緊急に面談の予定が入ったぞ」と言い聞かせていました。

突然の上司からの誘いは「仕事の延長」として考えると、うまく心の整理がしやすくなります。

上司から誘われた飲みは「行きたくないな」という気持ちがあっても「仕事の延長」と考え、参加するようにしていました。

ただし、本当にどうしても抜けられない用事がある場合もあるでしょう。

そんなときには正直に「今日は予定がありますので」と断るのも手です。

状況に応じて、臨機応変に対応したいところです。

ビジネスパーソンのための食事マナー(22)
  • 上司からの飲みの誘いは「仕事の延長」と考える。
内部の機密情報を、外で口にしてはいけない。

ビジネスパーソンのための30の食事マナー

  1. テーブルの上に荷物を置かない。
  2. 食事の際は、音を立てないこと。
  3. 乾杯のときに、グラスをかちんと合わせてはいけない。
  4. 飲み終わったお吸い物の蓋は、元どおりに閉めておくこと。
  5. 食べかけたものを、皿に戻してはいけない。
  6. 無礼講だとはいえ、本当に無礼になってはいけない。
  7. 食事中のタバコは、マナー違反。
  8. 食事中に会話をしてもいいが、口に食べ物を入れたままは厳禁。
  9. 飲みに行っても、翌日の仕事に支障を来さないこと。
  10. 乾杯のときには、お酒が飲めなくても口だけはつける。
  11. 勢いに乗っても、酔いつぶれてはいけない。
  12. 洋食では「食事中」「食事が終わりました」というサインがある。
  13. レストランで店員を呼ぶとき、大声を出さない。
  14. 食事中に携帯電話を触らない。
  15. 内輪にしかわからない話題は、控えよう。
  16. 忘れる人が多い、おごってもらったときのお礼。
  17. おしぼりで、顔を拭いていませんか。
  18. ウエイター、ウエイトレスを「お兄ちゃん、お姉ちゃん」と呼ぶ人は、品位を疑われる。
  19. 仕事で喫茶店へ行く場合は、周りに合わせて注文すること。
  20. 食事の場は、上司に仕事力をアピールするチャンス。
  21. 食事のスピードは、相手に合わせること。
  22. 上司からの飲みの誘いは「仕事の延長」である。
  23. 内部の機密情報を、外で口にしてはいけない。
  24. テーブルの上より下に、本性が現れる。
  25. おごってもらったら、お礼を伝えるチャンスは3回ある。
  26. 基本的に、出てきた料理は残さないこと。
  27. 立食パーティーでは、椅子を独り占めしないこと。
  28. 立食パーティーでは、決まりきった仲間で固まらない。
  29. バイキング(ビュッフェ)形式では、料理の前で立ち止まり続けないこと。
  30. バイキング(ビュッフェ)形式では、皿に何種類も盛り付けしないこと。

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