厳しい言葉を言われたときが大切です。
厳しい言葉とはいえ、相手は怒っているのか、叱っているのかで、意味が異なります。
「怒る」と「叱る」は、別物です。
怒るとは、感情的になって、不快や不満の気持ちを表に出している状態です。
とにかく腹が立って仕方ないため、いらいらした感情に任せて、相手をののしります。
怒りの言葉は、相手のことは考えず、単に自分の怒りを発散させているだけの場合があります。
たとえば、次のような言葉が怒るときの言葉の特徴です。
「むかつくんだよ、この野郎」
「殴ってやろうか。こっちに来い」
怒りの勢いで危害を加えてくるかもしれませんから、素直に謝った後、そそくさと逃げたほうがいいでしょう。
一方、叱るとは、相手のよくない言動を冷静な態度でとがめることです。
怒っているときとは対照的に、落ち着いた口調で言われるのが特徴です。
「迷惑なので、やめてください」
「こうするのは、よくないと思いますよ」
「少しうるさいので、もう少し静かにしてください」
厳しい言葉ですが、正論です。
叱る言葉は、相手のためを思っている言葉のため、きちんと聞くことが大切です。
言われたことは素直に従い、改善するように心がけましょう。