「甘えるな」と言う人がいます。
それはいかがなものでしょうか。
たまには甘えてもいいのではないでしょうか。
いつも厳しいばかりでは疲れます。
体力がある人でも、限界があります。
走り続ければ、そのうち体力が尽きるでしょう。
心が強い人でも、休みなく頑張り続けていると、いつか車のようにエンストを起こします。
燃え尽きることもあるかもしれません。
私たちは子どものころから「甘えてはいけない」と教わって育てられてきました。
知らず知らずのうちに「甘えるのは悪いこと」という刷り込みがされています。
これは誤解です。
たまには甘えていいのです。
誰でもたまには甘えたくなるときがあります。
優しくしてもらいときがあります。
それは人として自然なことです。
だからたまには甘えましょう。
甘える時間は充電の時間です。
癒されるし、ほっと安心できるし、心が潤うのです。
緊張から解放される時間を作ることは大切です。
「たまには甘えてもいいよね」「今日くらいは甘えてもいいよね」でいいのです。
普段一生懸命頑張っているなら、自分へのご褒美として甘える時間を作ってください。
甘えられる人や甘えられる場所を作って、そこを心のよりどころとしましょう。
甘えるときは、人の好意や親切を遠慮なく受け入れてください。
甘えられるとわかっていれば、安心して仕事に打ち込めます。
一生懸命頑張れます。
やる気も根気も出ます。
まったく甘えない人が強いのではありません。
たまに甘える人が強いのです。
たまには甘えたほうが、人生を強くしなやかに生きられるのです。