「多忙の毎日でなかなか趣味の時間がありません」と嘆く人がいます。
これは順番が違います。
仕事をしながら空いた時間に趣味を楽しもうとしています。
普通のことに思うかもしれませんが、実はここが落とし穴です。
仕事で忙しいのは当たり前です。
会社や上司から、いろいろな仕事を任されます。
「この人にはまだ仕事をお願いできそう」と判断されると、追加依頼をされ、キャパシティーのぎりぎりまで仕事を詰め込まれる。
仕事優先で生きていると、どんどんプライベートはなくなります。
油断していると、朝から晩まで仕事をすることになり、気づくと、仕事一色の毎日を送っているのです。
これでは趣味の時間がなくて当然です。
異様に労働時間が長くなり、健康で文化的な生き方が損なわれます。
「盆と正月しか休みがない」という状態になります。
寿命を縮めることになって不健康です。
すでに仕事の山に埋もれそうになっている人も多いのではないでしょうか。
本当は逆です。
最初に趣味の時間を確保するのです。
今すぐ趣味の時間を決めてください。
趣味の時間を決めたら、手帳やカレンダーに書き込み、予定を確定させましょう。
「この日は趣味を楽しむ」と決めたら、死守を徹底してください。
最初に趣味の時間を確保しておけば、仕事に埋もれる心配はありません。
スケジュールが管理しやすくなります。
仕事とプライベートの両立を実現できて、メリハリが生まれます。
嬉しいことに、最初に趣味の時間を確保しておけば、がぜん仕事がはかどります。
趣味の時間がモチベーションになるので、やる気と集中力が高まって、しっかり打ち込めるのです。
仕事が大変であっても「もう少し頑張れば趣味を満喫できる!」と思えば、底力が出ます。
空いた時間で趣味を楽しむのではなく、最初に趣味の時間を確保しておきましょう。
仕事のやる気と集中力が高まるうえ、趣味の時間も確保できるのですから、これ以上良いことはありません。
趣味の時間を確保するだけでなく、具体的な過ごし方まで決めておくと、さらに効果的です。
「本を読む」「映画を見る」だけでなく「○○の本を読む」「○○の映画を見る」と具体的に決めておくといいでしょう。
健康で文化的に生きるためにも、まず趣味の時間を確保しておくことが重要なのです。