執筆者:水口貴博

人の才能を伸ばす30の褒め方

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朝のニュースは、ネガティブな情報であふれている。

朝のニュースは、ネガティブな情報であふれている。 | 人の才能を伸ばす30の褒め方

私は小学校のころから、朝のニュースを見るのが好きではありませんでした。

別に、ニュースそのものが悪いわけではありません。

ただ、人の気持ちを暗くさせるようなことが、苦手でした。

当時はまだ小学生でしたから、テレビの中の世界を信じるしかない時期でした。

朝のニュースでは、暗いニュースも流れます。

「昨晩、事故があり、3名が亡くなりました」「詐欺容疑で逮捕されました」「火事があり、死者3名が出ました」などの内容です。

もちろん中には明るい話題もありますが、暗くネガティブで気分が悪くなるようなことのほうが多いものです。

特に暗い話題ほど、時間を長く取って、細かく伝えています。

早朝、私が目をこすりながらベッドから起き、食卓についてテレビを眺めていると、暗いことばかりを話してくるのです。

まだ小学生だった私は「世の中はどこもめちゃくちゃだな」と、子どもでも悲観したものです。

暗いニュースのせいで「世の中は悪い出来事ばかりが起こっている」「大人の世界は怖い」と思い、暗い表情で登校する毎日でした。

学校での話題も「事故があったらしい」「~が捕まったらしい」と暗い話題へとなるのです。

一度朝のニュースをちょっと意識して見てみましょう。

必ず明るい話題より、暗い話題のほうが圧倒しています。

あなたも朝のこうしたネガティブな情報のせいで、暗い考えや情報ばかりが頭の中に入ってきています。

特にテレビは一度スイッチを入れれば、情報が絶え間なく飛び込んできます。

私たちが選択する余地はなく、放送側が放送する内容やタイミングのすべての主導権を握っています。

私たちは、催眠術にかかったかのように、テレビから流れる情報に踊らされるしかないのです。

私は19歳のころからアメリカに留学をして、一人暮らしをするようになりました。

当時は意識的ではありませんでしたが、そのころから朝のテレビはあまり見なくなりました。

単に部屋にテレビがなかったり、テレビがついていても英語のニュースなので何を話しているのかわからなかったりしたからです。

するとそのころから不思議なことに、だんだん朝の体調がよくなり始めました。

「朝は気分が暗くなる時間」が、朝のテレビを見なくなると暗い情報が頭の中に入らず、元気を奪われずに済んだのです。

私が朝に元気がなかったのは、どうやらニュースの暗い話題のせいで元気を大量に奪われていたようです。

嘘のような本当の話ですが、そのころから朝が得意になり、風邪のような病気にもなりにくくなりました。

意識して、自分の中に入ってくる情報をコントロールしておかないと、世の中の80パーセントはネガティブな情報ばかりです。

暗い話ばかりです。

来る者拒まずで情報を飲み込んでいれば、暗い話ばかりが飛び込んできます。

それだけで元気がなくなり、性格も悪くなり、愚痴や悪口を言うようになったりします。

意識をして自分の中に入ってくる情報を「選択」しましょう。

暗い話に耳をふさぎ、明るく元気になるような話をしないと元気でいられないのです。

自分の中に取り込む情報を、あなたの力で選択しましょう。

人の才能を伸ばす褒め方(3)
  • 暗いニュースは、見ないようにする。
話題をコントロールすれば、感情もコントロールできる。

人の才能を伸ばす30の褒め方

  1. 褒め言葉は、人間関係を活性化させる言葉だ。
  2. うまくいった瞬間に褒めること。
  3. 朝のニュースは、ネガティブな情報であふれている。
  4. 話題をコントロールすれば、感情もコントロールできる。
  5. おいしくない食事は「まずい」とは言わず「変わった味ですね」と褒めてしまう。
  6. 日常は褒めることであふれている。
    「当たり前のこと」も、褒める機会にしよう。
  7. 「言葉」も褒めることができる人は、感性が豊かな人。
  8. 褒める人を、好きになる。
  9. 褒め言葉は、完了形や進行形を使う。
    過去形は、できるだけ控える。
  10. 褒め言葉には、人生を変える力がある。
  11. 褒め言葉が、勉強を楽しくさせる。
  12. 陰でこそこそすると、言葉の効力が大きくなる。
  13. 「褒め言葉」と「おだて」の一番の違いは、気持ちに嘘があるかどうか。
  14. 「感謝される文章」より「感動できる文章」のほうが、心に残る。
  15. 叱るときには、2人のほうがいい。
    褒めるときには、みんなの前のほうがいい。
  16. 褒めてくれる人と付き合っていると、能力が伸びる。
  17. 不幸そうな人の言うことを聞いてはいけない。
    自分もそうなってしまうから。
  18. 「この人は違う!」と思われる人は、人とは違うところを褒めている。
  19. もう少し言葉を付け加え、具体的な表現にする。
  20. せっかくの褒め言葉を、ごみ箱へぽいと捨てないこと。
  21. 「言葉」ほど、素晴らしいコミュニケーションの道具はない。
  22. 1日1回は、誰かを褒めよう。
  23. 知らない人にも、褒め言葉で話しかければいい。
  24. 性格の良い人は、よいことを口にする。
    性格の悪い人は、悪いことを口にする。
  25. 心がこもっていないと、すぐ見抜かれる。
  26. 恋愛の下手な人ほど、相手をけなして振り向かせようとする。
  27. 「欠点」は、褒めてもいい。
  28. みんなと同じことをしない。
    みんながしない方法でアピールすること。
  29. 成長するということは、新しい「色」を取り入れるということ。
  30. あなたの努力は、あなたが一番よく知っている。

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