就活対策で新しく趣味を始めようとする人がいます。
実は「採用に有利・好印象につながやすい趣味」というのがあります。
たとえば、読書、英会話、アート鑑賞、スポーツ系全般です。
そしてもう1つ忘れてならないのは、仕事に関係した趣味です。
履歴書の趣味欄に「読書」とあれば、採用担当者は、知的好奇心が旺盛な印象を受けるでしょう。
「英会話」とあれば、英語力があってグローバルな視点がありそうだと感じるでしょう。
「アート鑑賞」とあれば、洗練された大人っぽい印象があったり、アートに対する教養を備えている印象があったりします。
スポーツ系の内容が書かれていれば、体力があってアクティブな印象を受けるでしょう。
向上心や行動力、教養や体力といった要素は、就職活動では有利に働きやすいのが事実です。
仕事に関係した趣味が書かれていれば、仕事の適性が感じられたり、志望度の高さがうかがえたりするでしょう。
趣味の欄とはいえ、採用に影響するポイントの1つです。
空欄のままでいるより、アピールにつながる趣味を書くほうが採用に有利になるのは間違いありません。
さて、こうした事情があることから、就職活動が有利になるよう、採用に好印象な趣味を始めようとする人がいるものです。
興味があって始める趣味ではなく、あくまで就活対策の1つとして趣味を始めるのです。
これを不純な動機だと非難する人がいます。
「趣味はそんな理由で始めるものではない」「就活対策で始めるのは趣味と呼ばない」「どうせ長続きしないに決まっている」と。
就活対策で始める趣味には、厳しい意見が向けられます。
しかし、趣味を始める理由は何でもいいのです。
就活対策で始めた趣味だからといって、長続きしないとは限りません。
新しいチャレンジに変わりありません。
最初は興味がなくても、いざ始めみると、思いのほかはまってしまうのはよくあることです。
就活対策で始めた読書が、そのまま定着することもあり得ます。
就活対策で始めた英会話が、実は性に合っていて、長年の趣味になることもあります。
就活対策で始めたアート鑑賞がきっかけで、アートの魅力を知り、どっぷりはまることもあり得ます。
就活対策で始めたスポーツがきっかけで、運動の気持ちよさがやみつきになり、日々の習慣になることもあります。
仕事に関係した趣味は、最初は楽しさがよく理解できなくても、やっているうちにだんだん楽しくなり、夢中になることがあります。
もちろんそのまま一生の趣味になることもあり得るのです。
趣味を始めるきっかけは何でもいいのです。
とにかくチャレンジすることが大事です。
純粋な動機やかっこいい動機にこだわると、始めるきっかけを失います。
モテたくて始める趣味もあるように、就活対策で始める趣味もありです。
たとえ就活対策で始めたことだとしても、素晴らしいチャレンジです。
人生で大切なことは、チャレンジです。
チャレンジにつながるなら、何でもOKです。
やってみれば前進ですが、やらなければゼロ。
就活対策であろうと何であろうと、始めるきっかけは何でもいいのです。