趣味を見つけるには、まず体験してみることが大切です。
新しいことを試してみるときは「普通」に注意しましょう。
私たちが何か新しいことを始めるとき、普通に試しがちです。
松竹梅があれば、つい真ん中の「竹」を選んでしまうように、まず普通から始めようとします。
これが良くないのです。
初めての人にとって普通は、すでにハイレベルだからです。
普通に語学を学ぼうとしても、内容についていけず、挫折するでしょう。
普通に料理をしようとすると、うまく調理ができず、挫折するでしょう。
普通に楽器演奏をしようにも、うまく演奏ができず、挫折するでしょう。
「普通=中級レベル」と考えてください。
つまり、未経験者にとっては難しすぎるのです。
初めてなのですから、普通にやろうとしても「できない」「わからない」「ついていけない」となって当然です。
難しさが先に来て、楽しさや面白さが後回しになります。
その結果「これは自分に向いてない」と誤解してしまうのです。
初めてのチャレンジにありがちなパターンです。
最初の入り口を間違えると、楽しいことも楽しめなくなります。
そして自分に合った趣味も見つかりにくくなるのです。
では、最初に試すべきレベルは何でしょうか。
「入門レベル」なのです。
初めてなのですから、まさに入門レベルがぴったりです。
「初めて門を叩く」という意味でも、やはり一番易しい入門レベルから始めるのがベストです。
語学学習なら、入門レベルの本から始めます。
料理なら、入門レベルのレシピから始めます。
楽器演奏なら、入門レベルの練習から始めます。
最初のハードルは、低ければ低いほど良い。
入門レベルであれば、完全な未経験者でも安心です。
一番易しいレベルなので、未経験者でもスムーズに理解できます。
挫折する心配もありません。
入門レベルであれば、誰でも挫折することなく、スムーズに始められます。
自分に合っていることかどうかも判断しやすくなるのです。
入門レベルが終わったら、次は基礎レベルです。
基礎レベルが終われば、次は初級レベル。
その後は、中級レベル、上級レベルへとステップアップします。
一番易しいレベルから始めれば、楽しさや面白さが先に来るようになります。
自分に合っているかどうか、正しく判断しやすくなるのです。