興味のあることがあって、いざ体験してみることにしました。
それは「楽しい」「面白い」という声がよく聞かれ、良い評判が立っていることでした。
見ているだけではきちんと理解できません。
実際に身をもって体験してみることは大事です。
ところが、いざ体験したものの、ぴんと来ませんでした。
特に楽しくも面白くも感じませんでした。
むしろ少し苦痛を感じたくらいでした。
周りの人は「楽しい」「面白い」と絶賛しているのに、自分はクエスチョンマークが点滅するだけだったのです。
「つまらない」「自分には合っていないのだろう」と判断しそうですが、結論を下すのは早計です。
単に楽しみ方を知らないだけかもしれません。
サウナでも美術鑑賞でも何でもそうです。
「ぴんと来ないのは楽しみ方を知らないだけ」というケースはよくある話です。
ぴんと来ないからといってすぐ結論を出すのではありません。
詳しく知っている人に楽しみ方を教えてもらいましょう。
どの分野にも必ず詳しい人がいます。
身近に専門家や愛好家がいれば、声をかけ、楽しみ方を聞いてみるといいでしょう。
「初心者なので楽しみ方を教えてください」とストレートに聞いてみるだけでOK。
相手は快く教えてくれるはずです。
ネットで楽しみ方を調べてみるのもおすすめです。
楽しみ方を知ると、まったく違った印象となり、その世界の理解が深まります。
たとえば、サウナの場合、サウナで→水風呂→外気浴(休憩)のセットを3回繰り返す、という楽しみ方があります。
これを「温冷交代浴」といいます。
いわゆる「整う」という最高のリラックス体験が得られます。
この楽しみ方を知らないと「暑さに耐えて大量の汗を流しただけ」という印象だけになり、サウナの良さがぴんと来ないのです。
美術鑑賞の場合、初心者なら、音声ガイドを借りて楽しむのがおすすめです。
有料ではありますが、それだけの価値はあります。
耳から説明を聞くと、頭に入ります。
絵画の見どころを詳しく説明してくれるので、一気に理解が深まり、美術鑑賞をより深く楽しめるのです。
音声ガイドがないと、絵画を見て、よく理解できないまま終わりという結果だけになりがちです。
楽しみ方を教えてもらうと、一転して楽しく感じるようになるのです。