「優しくしなければならない」と「優しくしたい」。
それぞれ響きは似ていますが、別物です。
「優しくしなければならない」には、義務感があります。
気持ちの有無にかかわらず、自分を偽ってでも、無理に頑張るようなニュアンスがあります。
「優しくしなければならない」と思っていると、なかなか意欲が湧きません。
優しくすることに抵抗感が伴います。
やっていることは優しいのに、表情や態度は嫌々という不自然な状況となります。
倦怠感が生まれ、ため息が漏れ、実際に動く前から疲れるのです。
無意識のうちに「優しくしなければならない」と思っている人も多いのではないでしょうか。
「優しくしなければならない」と思っているなら「優しくしたい」と変換してください。
表現を少し変えるだけで、感じ方が変わります。
「○○したい」は、自発を促す表現です。
「優しくしなければならない」と「優しくしたい」とでは結果が変わります。
もともとすべての人には優しい心があります。
「優しくしたい」と思うと、自分の中にある優しさがスムーズに引き出され、自発的な行動へとつながります。
行動・表情・態度のすべてが一致します。
自発的な欲求は、考え方ひとつでコントロールできます。
考え方を少し変えるだけで、意欲の湧き方も変わるのです。