ひどく腹が立って、無性にいらいらするときがあるものです。
神経が高ぶっているときは、自分の腹の底に怒りでぱんぱんになった風船のようなものを感じます。
風船が限界ぎりぎりまで大きく膨れ上がっていて、今にもぱんと破裂しそうな感覚があるでしょう。
ひどく神経が高ぶっているときは、半分理性を失っています。
ぎりぎり理性が残っているとはいえ、際どいラインのときは、感情のコントロールがうまくいきません。
感情を抑えきれないと、うっかり誰かにぶつけてしまいそうなときがあるものです。
こうしたときにやるべきことは1つです。
誰かに当たりそうなときは、人と会わないことです。
できるだけ人と会うのを避け、1人の時間を作りましょう。
感情のコントロールが難しいときは、行動のコントロールによって対処してください。
感情のコントロールは難しくても、行動のコントロールならできるはずです。
1人の時間の過ごし方は自由です。
会社・学校・自宅などシチュエーションによってさまざまですが、できる範囲で心がけてみてください。
瞑想で静かな時間を過ごすのもおすすめです。
自分に合った過ごし方を見つけておくといいでしょう。
時にはトイレの個室にこもるのもありです。
もちろんずっとこもるのは迷惑になりますが、緊急の避難場所として必要最小限に利用するのは悪くないでしょう。
友人や恋人と会う約束があるなら、心苦しいですが、キャンセルを検討してください。
直前のキャンセルは本来よくないことですが、トラブルを未然に防ぐには仕方ありません。
限界ぎりぎりまで神経が高ぶっているときは、自分らしくない言動が出やすいタイミングです。
思わぬ態度や発言をしてしまい、関係の悪化につながる可能性があります。
「今いらいらが最高にひどくてしばらく落ち着く時間がほしい」と正直に言えば、相手はわかってくれるはずです。
仕事の都合で、どうしても人と会わなければいけないときもあるでしょう。
そんなときは必要最小限に抑えるようにしてください。
発言は最小限に止め、用件が終わればさっさと切り上げます。
問題から逃げているようですが、そうではありません。
人間には限界があります。
神経が高ぶって今にも爆発しそうなときは、精神論でどうにかなるものではありません。
感情の波が落ち着くまで、人との接触は避けるのが無難です。
どんなに神経が高ぶっていても、それがずっと続くことはありません。
時間が経つにつれて興奮が収まって感情が落ち着いていきます。
しばらく1人で過ごしていると、だんだん普段の自分を取り戻せるのです。
これは老若男女を問わず、誰でも簡単に取り組める方法です。
「このままでは誰かに当たってしまいそうだ」と感じたときは、しばらく1人でおとなしく過ごすのが賢明です。