一般的にトラブル対応中は、人の仕事を手伝う余裕はありません。
むしろ手伝ってほしい状況でしょう。
もちろん自分のトラブル対応に専念するのもいいですが、その限りではありません。
自分の仕事に余裕があれば、他の人の仕事を引き受けることも、選択肢の1つです。
たとえば、同じ種類の仕事であれば、こちらで一緒に引き受けたほうが楽になります。
同じ種類の仕事をまとめてやるなら、少々量が多くなっても、負担はさほど変わらないことが多い。
別々で対応するより、誰かがまとめて対応したほうが、仕事全体が早くなることがあります。
「ついで」という考え方で、他の人の仕事を引き受けるのもありなのです。
トラブル対応の一環で、書類の山をシュレッダー処分する場面があるとします。
もしシュレッダー処分する仕事を抱えている人がほかにいるなら、その人の仕事を引き受けます。
「私がまとめて処分しておきます」と一言言えばOKです。
書類が10枚20枚増えたところで、さほど手間は変わりません。
自分の仕事がほんの少し増えますが、まとめてやるなら、大したことではないのです。
トラブル対応の一環で、事務用品を購入する用事ができたとします。
もし事務用品を購入する人がほかにいるなら、その人の仕事を引き受けます。
「こちらでまとめて購入しておきますよ」の一言を言えばOKです。
買い出しに行くなら、買い物リストの項目が少し増えるだけのことです。
ネットで購入するなら、ほとんど手間は変わりません。
他の人の仕事を引き受けると、必ず喜ばれます。
「気が利くね」という褒められ「ありがとうございます」と感謝されます。
もちろん自分のキャパシティーを越えるほど引き受ける必要はありませんが、余裕があれば、人の仕事を引き受けるのもありです。
特に同じ種類の仕事は、まとめてやったほうが効率的です。
トラブルを抱えているときこそ、人助けのチャンスなのです。