「時間があれば解決できるのに」と言う人がいます。
トラブル解決には時間を要することがあります。
切羽詰まっているときは「もっと時間が欲しい」と願うことがあるものです。
もちろんあまりに時間が足りないなら、先方に納期延長をお願いするのが得策ですが、どうにもならないケースもあります。
「時間があれば解決できるのに」と愚痴を言ったところで仕方ありません。
「時間があれば」と言う人は、愚痴をこぼすことでますます時間を失っている状態です。
時間は待ってくれません。
刻一刻と時間は過ぎます。
愚痴を言っているうちにどんどん貴重な時間が失われ、ますます自分の首を絞めることになります。
愚痴を言うことで、時間だけでなく気力まで奪われてしまい、踏んだり蹴ったりです。
「時間があればできる解決できるのに」と言う人は、仮に時間ができたとしても、新たに愚痴を言い始めます。
「まだ時間が足りない」「あと少し時間があれば」と愚痴をこぼすのです。
失った時間はどうやっても取り返せません。
愚痴を言う暇があれば、さっと取りかかりましょう。
口を動かすのではなく、手足を動かします。
1分1秒を無駄にしないためにも、一刻も早く取りかかるのが得策です。
取りかかるのが早ければ早いほど、仕事が前倒しになって早く進み、トラブルが解決するのも早くなります。
大切なのは「集中力」です。
集中モードのスイッチを入れましょう。
限られた時間でも、集中力を発揮すれば、解決の糸口はつかめます。
時間がないなら、タイムプレッシャー効果を生かせばいい。
集中力を発揮すれば、限られた時間の中で多くの仕事をこなせます。
あらゆる誘惑を断ち切り、トラブル解決だけに集中して取り組めば、想像以上に大きな仕事ができるのです。