ひどいトラブルが起こったら、こう考えましょう。
「よし、これで良い思い出ができる!」と。
ひどいトラブルが起こったときは、この世の終わりかと思うくらい絶望します。
人生に光が感じられず、月食の曇りの晩に停電したよりも真っ暗に感じられます。
大恥をかいたり、こっぴどく叱られたり、お金や信用を失ったりして、悪いことのオンパレードです。
ところが、無事トラブルを解決してしばらく経つと、不思議なことが起こります。
良い思い出に変わるのです。
「あのときは大変だったね。でも、面白かったな。楽しかったな。今となっては最高の思い出だね」と、しみじみ感じます。
そのときは絶望的で、この世の終わりのように感じられたのに、今では単なる笑い話です。
つまり「トラブルは良い思い出ができる前触れ」という考え方ができます。
とことんひどいトラブルの場合「思い出になるわけがない」と思うかもしれません。
必ずなります。
これは人生の法則です。
解決してしばらく時間が経てば、やはり思い出に変わります。
だからこそ、トラブルが起こったときは「よし、これで良い思い出ができる!」と喜びましょう。
トラブルの大きさに比例して、思い出の大きさも変わります。
普通のトラブルなら、普通の思い出になります。
最悪のトラブルなら、最高の思い出になります。
後から振り返ると、最悪のトラブルは、人生のターニングポイントとなるケースが少なくありません。
「今の私がいるのは、あのトラブルのおかげ」と感謝できるようになります。
ひどいトラブルこそ、良い思い出になるのです。