問題対応中に、別の問題を発見することがあります。
今まで気づきませんでした。
問題のことであれこれ調べていると「おや、ここもおかしいぞ」ということに気づき、発覚するのです。
まだ被害が出る前の問題ということです。
今まで大きな問題になっていなかったことは幸いです。
プログラムのバグのようなものです。
「前から動きが変だと思っていたけど、これが原因だったのか」となります。
表面化している問題もあれば、まだ表面化していない問題もあります。
問題対応中に別の問題を発見するのは珍しいことではありません。
こういうとき「見なかったことにしよう」「気づかなかったことにしよう」はNGです。
問題は問題です。
別の問題が見つかったら、スルーするのではなく、早めの対応が必要です。
このとき考えられるパターンは、2通りあります。
どちらが良いかはケース・バイ・ケースです。
問題の中身を見て、時間・労力・費用など、総合的な判断が必要です。
まず即座に解決できることなら、その場で対応するのがいいでしょう。
何事も早い残したことはありません。
少し脇道にそれることにはなりますが、すぐ終わる仕事なら、その場で対応したほうが手っ取り早くなります。
一方、大きな問題で解決に時間がかかりそうであれば、後日に回します。
即座に解決できるかどうか判断がつかない場合も、いったん後回しにするのがいいでしょう。
タスクとしてリストアップしておき、現在の問題が解決して一段落ついたら取りかかります。
いずれにせよ、見て見ぬふりで放置することだけは避けたいところです。
「余計な仕事が増える。気づかなければ良かった。運が悪い」と思うのではありません。
「今気づけて良かった。運がいい」と思いましょう。
問題対応中に別の問題を発見するのは、ラッキーなことなのです。