悪口を言う人は、自分が損をしていることに気づいていない人です。
悪口を言ってはいけないという話はいろいろなところで耳にします。
それは相手のために言ってはいけないこともありますが、自分のためにも言ってはいけないのです。
悪口を言っている人を見て、どう思いますか。
「あのばか。本当にむかつく」という悪口を聞いて、ふと、次のようなことを思うのではないでしょうか。
「そこまで言わなくてもいいのに」
「この人って、実は怖い人なんだ」
「自分も陰では悪口を言われているかもしれない」
「そういうことを、いつも考えている人なんだな」
このように誰もが思います。
つまり悪口を言う人は、自分で自分のイメージを下げてしまっているのです。
本人は、気に入らない人の悪口を言うことで、その人のイメージを下げてしまいたいと思っているのでしょう。
しかし、実は、一番イメージを下げてしまっている人は、自分なのです。
悪口を言っている人は、自分で自分の悪口を言っていることに気づいていません。
言えば言うほど、人から避けられるようになります。
心に雲を作っている原因は、悪口です。
悪口はストレス発散になっても、自分のところに戻ってくるのです。
テレビのアイドルは、悪口は絶対に口にしません。
アイドルを仕事にしている人は、悪口は思っても絶対に口にしてはいけないルールがあります。
悪口はアイドルにとって、イメージダウンにつながるからです。
逆にアイドルほど、誰かのことを褒めています。
「あの人は素晴らしい」「その人はすごい」と笑顔になって褒めることで、自分のイメージアップにつなげています。
人から好かれたいと思ったら、誰かを褒めることです。
人から嫌われたいと思ったら、誰かの悪口を言うことです。
結局自分が口にする言葉は、自分に返ってきます。
口にする言葉で、自分の印象を決めてしまうのです。