もともと私たちは、自然の中に生きています。
人工が自然を作り出したのではなく、自然が人工を作り出したのです。
この順番は事実であり、覆すことのできない現実です。
自然の中に、人工が含まれている状態なのです。
自然に沿って生きていれば、あらゆることがうまくいきます。
もともと私たちは自然の中から生まれてきたからです。
緑の多い自然に触れるとほっとした経験はありませんか。
雨の音を聞くと、なぜか落ち着きませんか。
田舎の空気を吸って深呼吸をすると元気が出てきませんか。
もともと私たちは自然から生まれてきたので、自然に触れたときにはほっとします。
自然に触れると、自然と落ち着けます
生みの親に触れているから、最も落ち着くことができるのです。
自然に沿っていれば、本来人生はうまくいくはずなのです。
もしうまくいかなければ、不自然なことをしているからです。
見栄や肩書、お金、体裁、執着など、これらはすべて人工です。
自然なことではありません。
自然には見栄や肩書、お金、体裁、執着はありません。
人間が人工の中で生み出した不自然なことなのです。
不自然なことばかりをしていると、うまくいかなくなります。
代表的なことといえば「病気、事故、喧嘩」です。
病気をしてしまうわけは、自然にそうなるからではありません。
何か、体にとってよくないことをしたからです。
栄養が偏っていたり、仕事のしすぎで疲れていたり、睡眠不足だったりと、何か自然に反したことをしているからです。
病気になったときには「偶然に病気になった」と思わないでください。
原因があるから、病気になるのです。
その原因のほとんどは、不自然なことです。
体にとってよくない不自然なことをしたから、自然な調子が狂ったのです。
すべての結果には必ず、原因が存在します。
事故も同じです。
交通事故に遭う原因は、不注意だったり、よそ見をしたりするからです。
事故という結果を生み出すことも、必ず原因があります。
それは自然からの「気をつけなさい」というメッセージです。
喧嘩も自分の私利私欲という不自然なことをしているから起こることです。
自分のことだけを考え、相手のことは考えていないと、喧嘩へと発展します。
自然があなたを喧嘩へと導くのです。
共存共栄という自然のサイクルの中で、自分個人だけが財産をかき集めてしまうことは不自然なことだからです。
お金、土地、家も、見栄や体裁のために追いかけて、執着のために手放せず、不自然なことがあなたにトラブルを招くのです。
人生を重たくさせ、ストレスになり、喧嘩の元となります。
自然という大きなルールの中に生きているのですから、自然に逆らうと何かがおかしくなるのです。
自然にはどうしても逆らうことができません。
先ほども言いましたが、自然が私たちを生み出し、自然の中に生きているのですから、これは絶対的なルールです。
病気も事故も喧嘩も、たまたま偶然するわけではありません。
原因があるからそうなるのです。
病気になったり、事故に遭ったり、喧嘩をしてしまったとき「あなたは間違った方向に進んでいますよ」という警告なのです。
自然という大きな流れに反すると、自然がきちんと教えてくれるのです。
これほど嬉しいことはありません。
あなたは生まれつき、大先生がそばにいるのです。
この感謝に気づくことが大切なのです。
トラブルがあったとき、自然からの警告と深く受け止め、生活を振り返る必要があるのです。