相手が「○○が嫌い」と言ってきたら、その後の返事が大切です。
話の流れから「どうして嫌いなんですか」と理由を聞いてしまいがちです。
良かれと思って詳しく聞きたくなるところですが、ここは注意したいところです。
嫌いな理由を質問すると、相手は眉間にしわを寄せ、険しい表情になるでしょう。
ネガティブなイメージを思い出すからです。
暗い光景、嫌いな味、気持ち悪い感覚など、頭の中でネガティブな五感イメージが再現されます。
相手を不快な気持ちにさせてしまい、会話のテンションに影響します。
内容によってはトラウマがフラッシュバックして、相手の元気を奪ってしまう可能性もある。
会話の空気が悪くなり、それ以上話が続きにくくなるのです。
嫌いな理由を詳しく聞いてしまうと、こちらに悪気はなくても、うっかり相手を不快な気持ちにさせることがあるのです。
たとえば、あなたが相手から嫌いな食べ物について聞かれたとします。
相手から「どんなところが嫌いなの?」と聞かれたら、嫌な味や気持ち悪い食感を思い出してしまうでしょう。
不快感を覚え、眉間にしわを寄せるはずです。
嫌いな食べ物を食べていないのに、吐き気を催すこともあるかもしれません。
それは相手も同じことです。
相手が「○○が嫌いなんです」と言ってきたら、それ以上詳しく聞かないことです。
嫌いな理由が気になっても、あえて触れません。
気になっても、ぐっとこらえること。
「そうなんですね」の一言で、別の話題に切り替えましょう。
相手から話してくれば別ですが、こちらから根掘り葉掘り聞くことがないようにするのが無難です。
一方、相手が好きな理由であれば、詳しく聞いてOKです。
相手が「○○が好きなんです」と話してくれば、さらに突っ込んで話を聞きましょう。
むしろどんどん聞いていきたい。
根掘り葉掘りになってもOKです。
好きな理由を聞くと、相手はぱっと明るい表情になり、目をきらきらさせるでしょう。
ポジティブなイメージが思い出すからです。
明るい光景、おいしい味、心地よい感覚など、頭の中でポジティブな五感イメージを再現されます。
だんだん快の気分になっていき、明るい気持ちになったり、元気が出てきたりします。
テンションが上がっていき、会話もどんどん盛り上がっていくでしょう。
詳しく話を聞いてくれるあなたにも、好印象を持ってもらえます。
好きな話が出たときは、どしどし詳しく理由を聞いて、仲を深めていきましょう。