今のあなたの現実を見てみましょう。
人間関係、仕事、勉強、恋愛。
何かつらいと思っているふしはありませんか。
そのつらさが、今のぱっとしない毎日につながり、そんな悩みさえなければ、もっと良い人生を歩めるのにと思っていませんか。
とんでもない。
勘違いです。
実際には、今のつらい出来事があるからこそ、今は幸せであり、これからがよくなるのです。
今、つらいことがあるから、不幸と思っているのはとんだ妄想です。
「実際は今つらいことがあるから、これからはもっとよくなる。だから今は幸せなのだ」
このように解釈するほうが事実であり、真実なのです。
私は今、トラブルがあるほうが幸せであるように感じます。
もちろん何もない日がいけないと言っているのではありません。
何もない日は平和ですが、学びもありません。
何が自分の成長になったかと過去を振り返れば、トラブルがあったときほど一気に自分が向上していることがわかります。
大きなトラブルは、自分が生まれ変わる転機になっています。
トラブルがあったほうが、バネにでき、反動で一気に効率よく学べるからです。
トラブルは、成長のチャンスなのです。
昔は、つらいことがあれば不幸と感じ、嬉しいことがあると幸せだと単純にそう感じていました。
しかし、考え直してみると、今の自分があるのは過去のつらい出来事のおかげです。
何もない日より、何かあった日のほうが自分にとって得られることがあり、向上につながっています。
そうすると今、トラブルやつらい出来事があるということは、これからはそれを踏み台にしてもっとよくなるということです。
今、不幸であるほど、実は幸せへの近道を歩んでいるということなのです。
今がつらいと感じていれば「だからよくなる!」と口に出して言いましょう。
声に出すことが恥ずかしいなら、そっと心の中で唱えるだけでもかまいません。
「だからよくなる」と言うのは「今」をオセロでいう黒から白へと変えるということです。
すると、過去にあった黒はすべて白へとひっくり返り、これから来る未来もすべて素晴らしくなるのです。