素直になりたいなら、心がけたい姿勢があります。
自然体です。
自然体とは、気負ったり身構えたりしない、楽な態度のことをいいます。
一言で言えば「ありのままの自分」です。
私たちは幼いころ、誰もが自然体で生きていました。
言いたいことを素直に言っていました。
興味のあることには素直に近づき、やりたいことを素直に行動していました。
難しいことでも、とりあえず挑戦していました。
好きなことには素直に近づき、嫌なことからは素直に避けていました。
あなたも昔を思い出してください。
興味のあることがあれば、すぐ飛びついていた自分がいたのではないでしょうか。
ところが大人になるにつれて世の中がわかるようになると、余計なことを考え始めるようになります。
損得で物事を判断したり、噂や評判に流されたりします。
見栄や体裁に惑わされることもあれば、周囲の圧力に押されることもあるでしょう。
だんだん自然体が失われ、自分らしさまで失われていきます。
気づけば、本来の自分を見失った人生に陥っていることがあるのです。
しかし、このままではよくありません。
自分の人生なら、やはり自分らしく生きることが大切です。
それが、自然体です。
人生で最も美しい生き方とは、自然体です。
なぜ花が美しいのかというと、自然体だからです。
花は、見栄も体裁も世間体も気にせず、ありのままの自分を表現することに徹しています。
だからすくすく成長でき、最も美しい状態を表現できています。
人間も同じです。
人間にとっても、最も美しい生き方は自然体です。
ありのままの自分を表現して、自分らしく生きることです。
自然体ほど美しい姿勢はありません。
できるだけ見栄・体裁・世間体を気にせず、ありのままの自分を表現することに徹することが大切です。
素直な人になりたいなら、自然体を心がけましょう。
これこそ、素直になるために最も大切なポイントです。
見栄も体裁も気にしません。
評価も評判も気にしません。
ありのままの自分を、そのまま表現するだけでいい。
興味のあることがあれば、素直に近づいてみる。
やりたい仕事があれば、素直に挑戦してみる。
好きな人がいれば、素直に話しかけてみる。
どんどん自然体になっていきましょう。
自然体で最も大切なのは「自分らしさ」です。
何が自然かわからないなら「素の自分ならどうするか」で考えるといいでしょう。
静かな環境で1人になって考えると、自分の素直な心に集中しやすくなります。
おのずと正しい判断や選択が見えてくるでしょう。
世の中には数多くの選択肢がありますが、自分らしさこそ正しい選択肢です。
100パーセントの自然体は不可能であっても、100パーセントに近づける努力ならできるはずです。
経済的な都合や人間関係の事情の都合で、思うようにいかないこともありますが、できるだけ調整してみてください。
自然体を表現できれば、花のように自然な美しさを表現できます。