エレベーターに乗ったとき、降りたいフロアのボタンを押します。
このとき連打で押していませんか。
パソコンのキーボードやゲームのコントローラーであれば、まだいいのです。
パソコン操作やゲームプレイでは、連打が必要になることがあるので特に不自然ではありません。
日常には連打が必要な場面があるのもたしかです。
しかし、エレベーターの場面では連打に要注意です。
連打をしたところで何かが変わるわけではありません。
早くドアが閉まるわけでも、早く移動できるわけでもありません。
ばしばし何度も押していると、ちょっと乱暴な様子が出てしまいます。
同乗者がいれば、音と動きに驚くでしょう。
ちょっと怒っている様子に見えることもあり、警戒されることもあるはずです。
あまり強く連打していると、故障の原因にもなりかねません。
連打は、品位を損なう行為です。
連打をすればするほど、余裕がなく焦っている感じが出てしまい、品も下がります。
上品を意識するなら、必要な場面を除き、連打は避けるのが賢明です。
エレベーターのボタンは、1回押すだけで十分です。
ボタンを押す際も、ゆっくりとした動作を心がけると、さらに上品な印象がアップします。
押した後に反応がなければ、もう一度押せばいいことです。
1回目の押し方と同じように、ゆっくりとした動作を心がけましょう。
エレベーターのボタンに限りません。
信号のボタンを押すとき、リモコンのボタンを押すとき、ドリンクバーのボタンを押すときも、心がけは同じです。
ボタンを押すときは「ゆっくり1回」を心がけましょう。
急いでいるときは連打をしたくなりますが、連打したところで結果が変わらないことを思い出してください。
常に落ち着きのある所作を心がけ、少しでも品性を高めていきましょう。