いつも言い訳をする人がいます。
遅刻をしたとき、素直に謝らず「渋滞のせいです」「電車遅延のせいです」と言い訳します。
仕事でミスをしても、素直に謝らず「タイミングが悪かっただけです」「電話がかかってきたせいです」と言い訳します。
正当に聞こえる言い訳をして、体裁を保ち、自己責任を回避しようとします。
言い訳をするのが天才的な人がいるものです。
こういう人は、言い訳をすることが「癖」になっています。
同じ動きを繰り返していると体が覚えて癖になるように、言い訳も繰り返していると体が覚えて癖になります。
ひとたび癖になると、条件反射で口走ってしまいます。
頭で考えるより、体が先に動くようになります。
これはよくありません。
言い訳をする人は信用されません。
言い訳をすればするほど信用を落とします。
信用されるためには、言い訳をしない人になることです。
日頃から言い訳をしている人は、言い訳をしない人になってください。
「今さら癖はどうしようもない」と思うかもしれませんが、誤解です。
今からでも癖は変えられます。
昔から言い訳ばかりしてきた人であっても、希望はあります。
これまでと逆パターンに変えるだけです。
「言い訳をする癖」から「言い訳をしない癖」に変えましょう。
癖は残して、癖の中身だけを変えます。
言い訳をしそうになったら、喉のところでぐっと止めます。
口に出すのは「謝罪の言葉」と「自分の非を認める言葉」の2つだけです。
「申し訳ございませんでした」と謝罪をして「私のミスです」「私の責任です」と自分の非を認めます。
それをしっかり癖にします。
普段と逆パターンなので抵抗を感じますが、最初だけです。
続けていくうちに違和感が消え、だんだん慣れてきて、最終的には癖になります。
ひとたび癖になれば、いちいち意識しなくても自然とできるようになります。
難しく考えないでください。
「癖の中身を逆にするだけだね」とシンプルに考えればOK。
「言い訳する人」から「言い訳をしない人」に生まれ変わってください。
人生をスムーズに生きられるのは、言い訳をしない人です。
言い訳をしない人が、信用されるのです。