冷静でないときに重要な意思決定を行わないことです。
感情が乱れが大きいときは、冷静なときではありません。
たとえば、焦っているとき、怒りを感じているとき、気分が落ち込んでいるときです。
感情的になっているときは、少なからず理性が失われていて、半分自分を見失っている状態です。
冷静でないときに重要な意思決定を行うと、ろくなことになりません。
「なんであんなものを買ってしまったのだろう」「どうしてあんな契約を結んでしまったのだろう」と悔やむのがオチです。
場合によっては取り返しのつかないトラブルに発展することもあります。
冷静でないときに重要な意思決定を行ってうまくいったことがあるなら、運がよかっただけです。
ヒヤリハットの1つです。
「よかった」と喜ぶのではなく「危なかった」と反省することが大切です。
そのときは運に恵まれましたが、次も運に恵まれるとは限りません。
こうしたことにならないためにも「重要な意思決定は冷静になっているときに行う」というルールを決めておくことです。
ルールが決まっていれば、とっさの場面でスムーズに対処できます。
「今は冷静でないから、重要な意思決定はやめておくのがいいね」となるでしょう。
冷静になっていないなら、冷静になるまで時間を置きます。
休憩やリフレッシュの時間を作って、積極的に頭を冷やすのもいいでしょう。
少なくとも焦っているときは重要な意思決定を行わないのが賢明です。
重要な意思決定は冷静になっているときに行うものです。
重要な意思決定であればあるほど冷静な思考が必要となるため、一過性の衝動で先走ることがないようにしたい。
大きなお金や責任が伴うことであればあるほど、ミスをしたときの損害が大きくなるため冷静が欠かせません。
「重要な意思決定は冷静なときに行う。冷静でないときに重要な意思決定を行わない」
ルール厳守の誓いを立て、日頃からしっかり意識しておきましょう。