トイレの個室を利用しようとしたところ、すでに誰かが入っていました。
ドアノブのところが鍵マークや赤マークになっていると、使用中であることがわかります。
そばで待っていて、しばらくしてトイレから出てくれば、入れ替わりで入ります。
よくある普通の光景ですが、ときどき気になる光景を見かけます。
入れ替わりで個室に入る際、扉が閉まり切る前に入る人がいます。
時間にしてゼロ秒であり「完全に入れ替わりで入る」といった状態です。
もちろん生理現象がぎりぎりのときならわかるのです。
漏れそうなときは誰にもでもあります。
我慢の限界が近づいているときは1秒1秒が大切なので、扉が閉まり切る前に急いで入るでしょう。
しかし、そうした緊急の場合を除き、すぐトイレに入るのは要注意です。
普通に入れ替わりで入るだけですが、ポイントは印象です。
荒っぽい感じがあり、すっきりしない印象を与えることがあります。
トイレから出てきた人は「どうしたのだろう?」「ぎりぎりなのかな?」「急いでいるのかな?」など思うでしょう。
「トイレから出るのが遅い」「結構長く待ちました」「早くどいてくれ」といった悪印象を与える可能性もゼロではありません。
トイレから出てきた人は、ちょっと叱られたような感覚を覚え、もやもやするのです。
相手がトイレの個室から出てきたら、すぐ入るのではありません。
扉が閉まり切ってから利用しましょう。
心がけたいのは「3秒」です。
扉が閉まり切って、3秒置いてから利用します。
もたもたしているように感じるかもしれませんが、ほんの3秒です。
この3秒が「余裕」です。
入れ替わりで個室を利用する際、自然とゆったりした動きとなり、落ち着きが生まれます。
入れ替わりでトイレに入るだけのことですが、余裕と品性につながるポイントの1つです。