「私は健康オタクです」
「健康本を読むのが好きです」
「日頃から健康には気をつけています」
「私は健康を大切にしているほうだ思います」
健康意識が高く、日頃から健康を大切にしている人がいます。
健康に無関心でいるより関心を持っているのは素晴らしいことです。
健康は、人生最大の財産です。
健康があってこそビジネスもプライベートも充実します。
ところが、ここでおかしな矛盾を目の当たりにすることがあります。
健康を大切にしていると言いつつ、健康診断を受診していない人がいます。
これはおかしいのです。
健康を大切にしているなら、健康診断を受診するのは基本です。
健康診断を受診していないなら、健康を大切にしていることになりません。
どれだけ健康に注意していようと、どれだけ健康の知識が豊富であろうと、健康診断を受診していないなら「無」に等しい。
「時間がない」「お金がもったいない」といった理由もあるでしょう。
事情があったとしても、健康診断を受診していないことに変わりありません。
この矛盾に、自分ですら気づいていないことが多いから厄介です。
自分の発言と行動が矛盾していないか、振り返ってみてください。
健康を大切にしているなら、健康診断を受診することです。
年に一度でいいのです。
体に異変がないから大丈夫だと思っていても、実際は分かりません。
自己判断ほど危険なことはありません。
自覚症状がないまま進行する病もあります。
特に肝臓やすい臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、自覚症状が出たときにはすでに手遅れになっていることがあります。
「若いから大丈夫」と思う人もいますが、油断は禁物です。
若いうちから進行する病もあるため、やはり若い年齢であっても、きちんと受診しておくのがいいでしょう。
胃のバリウムが苦手な人もいるでしょうが、我慢するのは数分だけです。
健康診断に費用はかかりますが、それは必要な出費です。
もったいないと思いますが、大きな問題になってから治療するとなると、さらに多くの費用がかかるでしょう。
医療機関の健康診断が高く感じるなら、地元に自治体主催の健康診断がないかチェックしてみてください。
地元住民を対象にした健康診断があれば、費用の一部が補助され、経済的に受診できることがあります。
健康診断の結果、異常がなければ、それはそれでいいのです。
異常がなければ、安心して仕事に打ち込めます。
「健康を大切にしている」という言葉は、健康診断を受診している人が言えるセリフです。