長く部屋に住んでいると、だんだん物が増えてきます。
本を買えば買うほど、本棚の空きスペースが減っていきます。
服を買えば買うほど、クローゼットの空きスペースも足りなくなるでしょう。
小物や生活用品を買うほど、部屋の置き場所も減っていくでしょう。
いろいろなものを買っているうちに、だんだん部屋がごちゃごちゃしてきます。
気づけば、部屋に物があふれていて、窮屈に感じてくるのです。
「だいぶ部屋が狭くなってきた。そろそろ引っ越しをしたほうがいいかな」
広い部屋への引っ越しを考える人もいるかもしれませんが、ちょっと待ってください。
それは根本的な解決になりません。
広い部屋に引っ越しをしたとしても、どんどん物は増え続けるでしょう。
いずれ物があふれると狭く感じるようになり、再び引っ越しが必要になるでしょう。
どんどん広い部屋が必要になって、引っ越しのたびに家賃も高騰していくことになります。
物が増えて部屋が狭くなったから引っ越しをするなんてナンセンスです。
部屋の引っ越しをする前に大切なことがあります。
まず不要品の処分をすることです。
物が増えて部屋が狭くなったら、引っ越しより不要品を処分してください。
部屋が狭く感じるということは、それだけ種々雑多なものをため込んでいる証拠です。
ごちゃごちゃした部屋は、運気も雰囲気も風通しも悪く、いいことはありません。
心がけたいのは「大胆な処分」です。
心を鬼にして、思い切った処分をしましょう。
いらないと思ったものは、整理整頓するのではなく、処分をしてください。
特に注目したいのは「いつか使うかもしれないもの」です。
いつか使うかもしれないものの9割は、実際に使うことはありません。
「いつか読み返すかもしれない」という本は、一度も読むことはありません。
思い切って処分するか、古本屋に売り払いましょう。
「いつか着るかもしれない」という服も要チェックです。
1年以上一度も着ていないなら、不要と判断して処分してしまいましょう。
処分に抵抗があるなら、人に譲ったり古着屋に売ったりすればいいでしょう。
思い出のものも、強いこだわりがなければ、思い切って処分しましょう。
過去との決別をすれば、部屋がすっきりするだけでなく、心もすっきりするでしょう。
思い出のものがなくなれば、前を向くしかなくなって、未来に向かう力が強くなります。
不要な小物も、どさっと捨ててしまいましょう。
使っていないアクセサリー、ほこりをかぶっている日用雑貨、特に思い入れのないキーホルダー。
高価なものや記念のものもあるかもしれませんが、だからといって生活の妨げになるようなことがあっては本末転倒です。
処分に抵抗があるなら、リサイクルショップに持ち込めばいいでしょう。
うまく売却できれば、ちょっとしたおこづかいになるでしょう。
勢いにのって、どんどん処分することです。
迷ったら処分です。
シンプルな部屋になるまで、処分のアクセルを踏み続けてください。
捨てて、捨てて、捨てまくる。
するとどうでしょう。
狭いと感じていた部屋が、広々と感じるでしょう。
驚くほど部屋がすっきりして、引っ越しする必要もなくなります。
シンプルな部屋になれば、運気も雰囲気も風通しもよくなります。
まもなくあなたにいいことが起こるでしょう。