「1つのことが長続きしない」
「始めてもすぐ飽きてしまう」
「最初は興味があっても、すぐ冷めてしまう」
何をやってもすぐ飽きて、長続きしない性質のことを「飽き性」といいます。
飽き性にはネガティブな印象があります。
飽き性という言葉が登場したら、ネガティブな意味として使われることが大半です。
自分でも飽き性だという自覚があって、悩みのタネになっている人もいるでしょう。
興味のあることを見つけてしばらく熱中するものの、すぐ飽きてしまう。
そしてまた興味のあることを見つけて熱中したと思えば、再び飽きてしまう。
「どうして私はこんなに飽き性なのだろう」
根気のない自分に嫌気が差すこともあるかもしれません。
しかし、ここに大きな誤解があります。
飽き性を悪いことだと思わないでください。
世間では飽き性に批判的ですが、実際は違います。
飽き性は、悪いことではなく、素晴らしいことです。
飽き性は「好奇心旺盛で、どんどん新しいことにチャレンジする精神」と言い換えましょう。
飽き性とは「長続きがしない」という短所ではありません。
「好奇心旺盛で、どんどん新しいことにチャレンジする精神」という長所です。
飽きとは、進化であり、成長です。
日頃から目新しいことに興味があって、新しい刺激や変化を求めています。
気になるだけで終わらせず、きちんと積極的に取り組んでいます。
飽き性を悪いことだと思わないでください。
好奇心が旺盛で、どんどん新しいことにチャレンジする精神があるのですから、素晴らしい長所です。
人に「飽き性だね」と言われても、自分の中で「好奇心が旺盛で、どんどん新しいことにチャレンジする精神」と言い換えましょう。
自己肯定感が高まって、自分に自信がついてきます。
飽き性は、短所として隠すのではなく、長所として生かすのです。
強みとして生かせば、いろいろな刺激を吸収できるため、ぐいぐい成長していけます。
飽き性の人は、心が若々しいことも特徴です。
あなたの身近に飽き性の人がいれば、よく観察してください。
きっとその人は普通の人より心が若々しいのではないでしょうか。
日頃から好奇心が旺盛で、どんどん新しいことにチャレンジしているので、自然と若々しくなるのです。
あなたが飽き性であれば、普通の人より心が若々しいはずです。
飽き性の人には、マルチクリエイティブな才能を発揮している人が多いことも特徴です。
日頃からどんどん新しいことに取り組んでいるので、幅広い分野に詳しくなるため、自然とマルチクリエイティブになります。
脳が若々しいのはもちろん、発想が豊かで考え方も柔軟になります。
一見すると無関係な知識や経験も、あるとき点と点がつながって線になり、意味や価値が生まれます。
非常識な発想や素晴らしいアイデアを思いつきます。
結果として、マルチクリエイティブな才能を発揮することになるのです。
飽き性は、マルチクリエイティブな才能の原動力です。
「飽き性は何でもすぐ飽きてしまう」と思うかもしれませんが、心配は無用です。
世の中のすべてに取り組んでいないのに、最初から「何でもすぐ飽きてしまう」と断言するのは早い。
どんな飽き性な人でも、あれこれチャレンジしていくうちに、あるとき長続きするものに出会います。
「飽き性にもかかわらず、これだけは続けられる」ということに出会います。
それは「適正がある」という証拠です。
そんな出会いはないと言うなら、まだ出会っていないだけです。
飽き性という長所を生かして、どんどんいろいろなことに進んで取り組んでいきましょう。
飽き性を中途半端で終わらせるのではなく、長所として生かして貫いてください。
あるとき、運命の出会いを果たせます。
飽き性である自分を責めるのではありません。
飽き性であることに誇りを持ってください。
飽き性も、素晴らしい才能の1つです。