問題が発生したら、解決が必要です。
ただし、解決ができればいいわけではありません。
大切なのは「一時的な対処か、根本的な対処か」です。
問題解決の良しあしによって、その後の悩む・悩まないが決まります。
問題が起こったとき、早く解決したいと思うもの。
「早く何とかしたい」
「早く問題を解決したい」
「1分1秒でも早く解決したい」
ここでよくありがちなことがあります。
早く問題を解決したい気持ちが強いと、スピードを優先した対処になりやすい。
急ぐあまり、時間や労力のかからない方法で解決しようとする傾向があります。
ここが要注意です。
往々にして手間暇がかからない対処は「一時的な対処」になりやすい。
その場しのぎの対処になりやすいのです。
一時的な対処はよくありません。
一時的な対処は、いわば応急処置です。
急場をしのぐための、間に合わせの対処です。
一時的な対処は、本当の解決になっていないため、いつか再発します。
忘れたころに再び問題がぶり返します。
再び慌ててしまい、同じように一時的な対処で済ませてしまいます。
再発するたびに、「どうしよう、どうしよう」と悩むことになります。
解決と再発を繰り返すことになり、延々と悩み続けることになります。
手間も時間もかかってばかりで、無駄が多くなります。
悩まない生き方をしたいなら、根本的な対処が大切です。
問題が起こったとき、一時的な対処ではなく、根本的な対処をしてください。
根本的な対処は、問題の原因を元から絶つことになります。
きちんと根本的な対処ができれば、再発することはありません。
一度苦しむだけで済みます。
一度きちんと根本的な対処ができれば、二度と同じことが起こる心配はなくなります。
一時的な対処が禁止というわけではありません。
スピードが最優先で、一時的な対処が適している場面もあるでしょう。
もちろん一時的な対処をすることがあっていいのですが、それで安心しないことです。
余裕ができたときに、きちんと根本的な対処をします。
トラブルが沈静化しているうちに、根本的な対処ができれば、問題が再発することはありません。
一時的な対処ではなく、根本的な対処をする癖をつけることです。
根本的な対処には、お金や手間暇がかかることも少なくありませんが、それだけの価値があります。
同じトラブルが二度と起こらないと思えば、時間やお金を投資する意味があります。