できないことをやろうとしていませんか。
それはいけません。
できないことはできません。
無理やり頑張ると、ストレスの嵐に直面するでしょう。
人には、得手不得手があります。
能力の限界もあります。
できることもあれば、できないこともあります。
時間の制限もあります。
1人の時間は24時間です。
何をどうやっても、個人の時間を引き延ばすのは不可能です。
自分一人の力は限られているもの。
できないことをやろうとすると、壁にぶつかって前に進めなくなり、悩むことになります。
1人で頑張ったとしましょう。
1人で頑張った結果、うまく達成できてしまうこともあるでしょう。
タイミングがよかったり、偶然のチャンスが得られたりです。
素晴らしい奇跡に恵まれることもあるはずです。
しかしそれは、運がよかっただけのことです。
毎回起こることではありません。
容易に再現できるとは限らず、安定性がありません。
運がよければ、できてしまうこともありますが、実際はめったにありません。
運に頼って仕事をするのは一種のギャンブルであり、賢明なことではありません。
時間をかければできることもあるでしょう。
こつこつ仕事を続けることで、結果が蓄積されていけば、いつか実を結ぶことでしょう。
もともと努力家であれば、長期的な努力も得意なはずです。
素晴らしい美談に聞こえますが、だからといって賢明とは言えません。
1人で時間をかければできることだとしても注意してください。
膨大な時間がかかってしまいます。
納期に間に合わない可能性が高くなります。
すべて1人で抱え込むと、多大な負担を背負い込むことになり、途中で挫折する可能性も高くなります。
どんなにいい仕事も、締め切りに間に合わなければ、0点です。
評価に響き、信頼に影響します。
締め切りのある仕事なら、まず締め切りを守ることが第一です。
できないことをやろうとするのは得策ではありません。
考えてみれば当たり前のことです。
私たちはいつの間にか、できないことをやろうとしている状況が少なくありません。
苦手なことなら、普段より大きなストレスも感じて疲れやすくなります。
できないことをやろうとするから悩むのです。
できないことはどうすればいいか。
できる人にお願いすればいいのです。
あなたができないからといって、誰にもできないとは限りません。
あなたの「できない」は、誰かの「できる」です。
あなたにとって難しく厄介なことであっても、得意な人にとっては朝飯前でしょう。
できる人にお願いすれば、あっさり問題が解決します。
できる人にお願いするうえで厄介なのが「プライド」です。
プライドが邪魔して、人にお願いしにくいこともあるでしょう。
ここが正念場です。
プライドは捨ててください。
それは余計なプライドです。
「お願いするのが恥ずかしい」と言っている場合ではありません。
プライドに固執したり、体裁や世間体にこだわったりして、何でも自分で行うのはよくありません。
大切なことは、あくまで仕事を完了させることです。
勝ち負けを持ち込みません。
体裁にこだわる必要もなし。
できないことは、素直になってできる人にお願いしましょう。
「できないことは、できる人にお願いする」というルールを頭に叩き込み、そのとおりに実行してください。
人にお願いする場合、お金がかかることもあるでしょう。
費用がかかるとしても安いものです。
前向きに考えてください。
自分にはできないことが、お金を出せば解決するのですから、便利で素晴らしいことです。
人にお願いすることで、自分の時間に余裕が生まれます。
できないことはできる人に任せ、自分は得意なことに集中しましょう。
理想的な分業が実現します。
質とスピードの両方を実現でき、最高の結果を発揮できるのです。