道を探していませんか。
「自分の道は、どこにあるのだろう」
「どこかに進むべき道があるはずだ」
「生まれたときから運命は決まっている」
そう思って、自分が進むべき道を探すことがあるでしょう。
自分が進むべき道は、あらかじめ決まっていると考える人もいるかもしれません。
たしかに人生では導かれるような力を感じ、自分の進むべき道が見えることもあります。
タイミングよく選択肢が現れたり、物事がとんとん拍子に進んだりすれば、不思議な感覚を覚えるもの。
天から導かれているような感覚を覚えることもあるかもしれません。
「運命」を信じている人なら、誰かに進むべき道を教えてもらいたい気持ちになるでしょう。
特に人生のターニングポイントでは、真剣に悩むことになるはずです。
進学、就職、結婚。
絶対に間違うことがないよう、道の探求にたっぷり時間をかけることでしょう。
しかし、ここに注意ポイントがあります。
「道を探す」という発想では、既存の道しか通れなくなります。
逆に言うと、道がないところは進めないことになります。
自分の進むべき道を見つけるのは、言うのは簡単でも、実際は難しい。
すぐ見つかればいいですが、そうでないこともあるでしょう。
「どこにあるのだろう」とキョロキョロすることになるでしょう。
「どこかに道があるはず」と立ち止まることも増えるでしょう。
どこにあるのだろうと、至る所をうろちょろすることになります。
きっと自分の進むべき道を探すのはいいですが、固執しないことです。
執念深く探していると、自分探しの旅に変わってしまいます。
道を探しているうちに長い時間が経っているでしょう。
気づけば、しわや白髪の数が増えてしまっているでしょう。
どれだけ探しても自分が進むべき道が見つからず、人生の迷子になってしまいます。
道を探したところで、見つかるとも限りません。
個性的な性格もあるでしょう。
変わった考え方を持つ人もいるでしょう。
ユニークであれば、そもそも最初から道が存在しないケースもあります。
ユニークは唯一であることが多く、既存の枠内に存在しないことがあります。
既存の職業では合わないこともあるでしょう。
結婚に向いていない人もいるでしょう。
世間の常識が合わないことがあるでしょう。
自分が望む生き方は、未開拓の領域かもしれません。
未開拓の領域であれば、いくら探しても見つかりません。
道を探すから悩むのです。
道を探すのではありません。
道を切り開くのです。
道を「探す」から「切り開く」という発想に切り替えてください。
道を切り開く発想を持てば、道があろうとなかろうと関係ありません。
心の羅針盤が指し示す方向に気づいてください。
ひたすら進みたい方向に進んでいくだけです。
たまたま道があればラッキーです。
そのまま通って進みましょう。
道がなければ、切り開けばいいだけです。
草が生い茂っているなら、刈り取って道を切り開いていきます。
行く手を邪魔するものがいれば、力ずくで押し通せばいい。
パイオニアになったつもりで、自分で開拓していきましょう。
あなたは人生の開拓者です。
開拓者は開拓者らしく、勇気と自信を持って突き進んでください。
道を切り開こうとしていけば、迷うことも悩むこともなくなります。
行きたい方向に向かっていくだけです。
大変なこともありますが、前進することに集中できて楽です。
集中するから質も高まり、スピードも生まれます。
集中するからこそパワーが生まれ、困難も乗り越えやすくなります。
壁があれば、壊していきましょう。
「この壁の先に道が続いている」と信じれば、思い切ってぶつかっていけます。
最大の力でぶつかれば、壁を壊していけるでしょう。
自分で切り開いた道なら、思い出になり、誇りが持て、愛着も出てきます。
道を切り開くことは、運命を切り開くことになります。
どんどん自分の運命を形作っていけ、望む人生を叶えていけます。