「かまってほしい」
そんな気持ちに心当たりがあるなら注意してください。
かまってほしい気持ちがあるのはいいのです。
かまってほしいという気持ちは誰でもあるもの。
人から優しくしてもらえたり気遣ってもらえたりすると、愛を感じます。
自分が大切にされていることを実感できれば、幸せを感じるでしょう。
しかし、かまってほしい気持ちはあっても、露骨にアピールするのは要注意です。
かまってほしい気持ちが強いと、どうなるのか。
「愛に飢えた態度」になるのです。
かまってほしい気持ちが強いと、愛に飢えた態度になります。
愛に飢えると、相手に求めることが多くなります。
「私を見てほしい」
「もっと私に気を遣ってほしい」
「みんなの人気者になりたい」
親に甘える子どものような態度になります。
甘えん坊の子どもは幼稚に見えるように、かまってほしがる大人も幼稚に見えます。
いつも周りが気になって仕方ありません。
自分がどのくらい周りから大切に思われているのか気になってしまいます。
気遣ってもらいたい一方で、誰かを気遣うことがありません。
わがままになります。
自己中心的な性格になります。
情を注いでもらうばかりで、誰かに注ぐことがありません。
要求することばかりが増え、与えることがありません。
自分がかまってもらえないと、いじけてすねてしまいます。
かまってほしい気持ちが強いと、周りの人から疎まれます。
精神が不安定な人に見え、下手に関わると面倒くさそうなので距離を置かれます。
もしくは逃げていきます。
「どうして私は寂しいの?」
「どうしてみんな私にかまってくれないの?」
「どうしてみんな私から逃げていくの?」
思うようにかまってもらえず、不満を抱えます。
かまってほしいから悩むことになるのです。
悩まない生き方をするなら、かまってあげる側になることです。
かまってもらわなくてもよしとします。
かまってあげるのはシンプルです。
相手の心に配慮して、相手が喜ぶことをするだけです。
たとえば、応援です。
「頑張ってね」
「応援しています」
「無理しないでね」
応援の声をかければ、相手は愛を感じ、喜ぶでしょう。
相手に寄り添った言葉をかけることも大切です。
「大丈夫ですか」
「大変でしたね」
「大変だったでしょう」
相手をかまってあげれば、相手が喜んでくれます。
人間関係がスムーズになります。
かまってあげることができた時点で目的が達成です。
かまってあげようとすれば悩まないのです。