建前で生きていませんか。
建前ばかりで塗り固められた人生になっていませんか。
それはいけません。
建前で生きると悩むことも増えます。
もちろん人生では建前が必要になることもあります。
私たちは人間関係の中で生きています。
場を乱さず秩序を守るため、建前で接することもあるでしょう。
交渉や話し合いでは、まず建前から入り、相手の様子をうかがいながらお互いの妥協点を探っていくことが多い。
反対であっても、建前上、賛成せざるを得ないときもあるはずです。
建前は、社会を生きていくうえで必須の処世術です。
しかし、過度の乱用には要注意です。
建前ばかりではいけません。
建前が増えれば増えるほど、誤解されやすくなります。
本音と建前のギャップが広がるにつれて、違和感に苦しめられ、悩むことも増えてしまいます。
建前は、本当の考えを表現しているわけではありません。
表向きの考えにすぎません。
場をスムーズにすることと引き換えに、優しい嘘をついている状態です。
時には優しい嘘も必要ですが、何度も繰り返されると、思わぬ方向に話が進んでしまいます。
建前ばかりになると、周りの人は、それがあなただと誤解します。
「みんなは私のことを誤解している」
「本当に言いたいことを言えていない」
「私が本当に言いたいのはそうではない」
「本当のあなた」と「周りから思われているあなた」との間でギャップが生じます。
また建前ばかりでは表面的な浅い会話しかできず、仲を深めていくことも難しくなります。
人間関係にもんもんとすることが増え、悩むことになるのです。
悩まない生き方をしたいなら、本音で生きるようにしましょう。
本心から出た言葉を発しましょう。
建前を取り除いた本当の考えを表現しましょう。
もちろん時には建前も大切ですが、必要最小限にします。
「本音で生きる」を言い換えれば「正直に生きる」ということです。
本音で話して、素の自分を見せれば、周りの人はあなたのことを正しく理解してくれるようになります。
本音で生きることは勇気のいることですが、悩まない生き方のためには欠かせないポイントです。
本音を表現することで、相手から驚かれることもあるでしょう。
自分にとって普通のことでも、相手には不思議や非常識に映ることもあります。
相手は「あなたはそういう人なの?!」「変わった考えだね」と驚かれるかもしれませんが、最初だけです。
しばらくすれば、キャラクターを理解されるようになります。
素の自分を出しても、案外嫌われないものです。
ユニークな考えを持っていても、それを表現し続けているうちに、個性として認識されていきます。
いったんキャラクターを理解されれば、後はスムーズです。
少しきついことを言っても、相手に受け入れてもらえやすくなります。
独特の考えを言っても「あなたらしいね」と思われるようになります。
理解してくれる人も現れます。
本音で生きることで、あなたから去る人もいるでしょう。
それはそれでいいのです。
引き止める必要も追いかける必要もありません。
そのままにすればいい。
残った人たちと仲良くすればいいことです。
本音になれば、相性の合う・合わないが早めにわかるので、大切な人に集中できます。
本音で生きると、正直な意見を言えるようになります。
やりたいことをやれるようになるので、毎日が楽しくなります。
近づく人・去る人がはっきりして、理想的な人間関係が築かれます。
ありのままの自分を表現できるので、心の葛藤に苦しむことがなくなります。
時にはつらいこと・大変なこともありますが、自分と向き合った結果なので、納得した人生を歩めます。
素の自分を出して生きることは、貴いことです。
どんどん自分らしい道を歩んでいけます。
毎日がドラマになるのです。