別れの場面では「さようなら」という言葉が聞かれます。
お別れするときの、代表的な言葉。
別れの意味を強調するときに使われる言葉です。
交際を解消するときも、最後は「さようなら」という言葉で締めくくることが多いのではないでしょうか。
しかし「さようなら」という言葉で締めくくると、素っ気なく聞こえませんか。
冷淡で、寂しく、無味乾燥です。
「本当に別れる」「もう二度と会うことはない」などのニュアンスを感じます。
言うほうも言われるほうも、別れの後、冷たく寂しい余韻が残るでしょう。
友人関係に戻るなら、別れても人間関係が続きます。
たとえ縁を切って別れるとしても、いつかどこかでばったり会うかもしれません。
もちろん復縁する可能性もゼロではありません。
先の人生はどうなるかわかりません。
人生は、さまざまな可能性に満ちています。
ですから別れの締めくくりは「さようなら」より「またね」と言ったほうがいい。
「またね」という言葉のほうが、未来志向で明るい印象があります。
「別れてからもお互い頑張ろう」「再び会える日までに大きく成長しよう」など、前向きな気持ちが感じられます。
再会できるかどうかにかかわらず、別れは明るい言葉で締めくくりましょう。
明るく締めくくるほうが、別れた後、気持ちよく次のステップに進めます。