面接で最も怖いのは、何でしょうか。
失言や失態などの失敗をすることだと思う人が多いはずです。
違うのです。
失言や失態は、まだいいほうです。
失言や失態を犯しても「申し訳ございません」と謝れば、取り返しがつくでしょう。
立て直したり繕ったりなどの対策を採ることができます。
次から気をつければ、同じ過ちを防ぐことも可能です。
まだ救いがあるのです。
では、本当に怖いのは何か。
知らないことと気づかないことです。
「失敗であることを、知らない」
「失敗したことに、気づかない」
これが一番怖い。
失敗をしても、本人の自覚がなければ、対策のしようがありません。
当然、面接では不採用になるでしょう。
失敗を知らなかったり、気づかなかったりすれば、次も同じ過ちを繰り返します。
いつまでも内定がもらえない状況に陥るのです。
大切なことは、知ることと気づくことです。
面接対策本に書かれているアドバイスは、できる範囲で受け入れます。
誰かに悪い点を指摘されたときは、腹を立てるのではなく、感謝しましょう。
「なるほど。教えてくれてありがとうございます」と感謝しなければいけません。
「知ることができた」「気づくことができた」というのが、成長です。
ささいな指摘でも、就職活動の成り行きを決め、人生に重大な影響を与えるかもしれないのです。