「何を真面目にするか」
そこが問題です。
真面目は大切ですが、真面目の対象を間違えないことです。
「真面目に行えばすべてよい」と思われがちですが、例外があります。
真面目にしてはいけない代表例は「社会や道徳に反する行為」です。
真面目は、社会ルールやモラルにのっとったことだからこそ有効です。
社会や道徳に反する行為は、真面目に行うことではありません。
たとえば、浮気や不倫です。
「真面目に浮気」「真面目に不倫」というのはあり得ません。
そもそも浮気や不倫は、重大な背徳行為。
人の道から外れています。
真面目どころか、むしろ不真面目な行為と言えるでしょう。
浮気をすれば、恋人を悲しませます。
不倫を犯せば、最悪の場合、家族や仕事も失う可能性もあります。
真面目に行うなら、浮気や不倫ではなく、貞操であることが大切です。
犯罪行為も、真面目にすることではありません。
罪を犯すこと自体が不真面目な行為。
「真面目に罪を犯す」というのは、明らかに矛盾しています。
罪の内容によっては、取り返しのつかないこともあります。
真面目になるなら、法を犯すことではなく、守ることを徹底すべきです。
真面目になるなら、人として正しい行為であることが大切です。
何が正しくて、何が間違いかは、あなたの良心が頼りです。
物事の善悪を尊重して、善をなそうとする道徳意識を持ってください。
自分は社会の一員であることを意識して、常に倫理や道徳にのっとった行動を心がけてください。
当たり前のことですが、再認識しておきたいポイントです。
現代社会は、さまざまな誘惑に満ちた世界です。
さまざまな情報によって感情を乱されることもあれば、甘い誘惑に惑わされることもあるでしょう。
「自分は大丈夫」ということはありません。
「自分は大丈夫」という人にかぎって、あっさり落とし穴に落ちます。
アルコールが入っていると、勢いで行動してしまうかもしれません。
特に欲が絡む場面では、善悪の判断を見失いやすい。
「少しくらい大丈夫」という油断が生まれたときこそ、襟を正しましょう。
一過性の感情に流されないこと。
甘い誘惑に惑わされないこと。
時には情報を遮断する必要もあれば、時には禁欲を貫くことも必要もあるでしょう。
常に理性と自制心を保ったうえで、判断や行動をしてください。
たとえマナーやルールとして明文化されていなくても、自分の良心と照らし合わせて考えることが必要です。
人として正しい行為だからこそ、真面目が生きてくるのです。