人の不幸やトラブルをののしらないことです。
ばかにして笑ったり、悪口を言ったりしないことです。
ののしりそうになれば、次の言葉を思い出してください。
「自分も人のことは言えない」と。
反省を促す一言です。
あらためて考えると「自分も人のことは言えない」と言えるはずです。
「自分なら大丈夫」
「自分には関係ない」
「自分に限って間違えることはない」
そう思うなら反省してください。
これが油断です。
普段からスムーズにできることでも、ど忘れや勘違いで間違えることもあるはずです。
「自分は絶対大丈夫」「自分なら絶対間違えない」とは言えないでしょう。
今はスムーズにできることでも、昔を振り返るとできなかった時期があるはずです。
できなかった時期があるなら「自分も人のことは言えない」と言えます。
今はうまくできていても、今後はどうなるかわかりません。
年齢を重ねて衰えていくと、いずれできなくなる日がやってくるかもしれません。
人のトラブルをばかにしていると、油断が生まれ、今度は自分が痛い目に遭います。
あらためて考えると、自分と完全に無関係とは言えないはずです。
人に起こったことは、自分にも起こる可能性があります。
身分や立場が違っていても、ちょっとしたことで近い状況になるでしょう。
1パーセントでも関係があるなら「自分に関係している」と言えます。
人のことであっても、自分のことのように考えることです。
病気もそうです。
交通事故もそうです。
お金のこと、夫婦のこと、子育てのこともそうです。
相手と自分を重ねると、ほとんどの状況で「自分も人のことは言えない」と思えるはずです。
「自分も人のことは言えない」と思えば、謙虚な気持ちが生まれます。
性格の角が取れ、心の器も大きくなります。
口が裂けても悪口は言えなくなります。
自分に関係ないことは、1つもありません。
「人の不幸やトラブルは、大切な学びのネタ」と考えることです。
何事も反省材料にすることです。
人の不幸やトラブルは、状況によっては自分も同じことになる可能性があると言えます。
人のトラブルは自分と重ね合わせて考えると、身が引き締まります。
「自分も人のことは言えない」を口癖にしてください。
悪口を減らせるだけでなく、自戒にもつながるため、自分の不幸やトラブルを減らすことにつながります。