「大変だ。アクシデントが起こった。どうしよう」
突然アクシデントが起こると、気持ちが動転して取り乱します。
何をどうしていいかわからず途方に暮れます。
パニックになり、あたふたしてしまうものです。
あまりに重大なアクシデントとなると、目の前が真っ暗になるでしょう。
血の気が引き、顔が青ざめます。
生きた心地がしないでしょう。
人生が終わったかのような気がして、絶望を感じるものです。
アクシデントが起こってパニックになったとき、すぐ冷静を取り戻す方法があります。
人生で最もつらかった大変だったトラブルを思い出してください。
普通のアクシデントではありません。
「本当に最悪だったアクシデント」を思い出すのです。
きっとあなたの過去には、死にそうなほどつらかった最悪のアクシデントがあったはずです。
そのときのことを思い出して、現在と比べてみてください。
するとどうでしょう。
心に余裕が生まれ、感じ方が変わるでしょう。
「あのときに比べれば大したことないよね」
「あのときのアクシデントに比べればましだね」
ちょっと心が軽くなり、余裕が生まれるでしょう。
「最悪のアクシデントだ!」と思っても、きっと誤解です。
「最悪」という口癖があるだけで、本当に最悪というわけではないはずです。
今のアクシデントも大変でしょうが、以前にあった最悪のアクシデントに比べれば、まだ小さなことでしょう。
これでいいのです。
すぐ冷静を取り戻せます。
前向きな気持ちになれるでしょう。
「生きているだけで儲けもの」と思えるかもしれません。
意外に大したことないとわかれば、緊張が緩んで笑えてくるかもしれません。
古典的な方法ですが、それだけの効果があるのは事実です。
アクシデントが起こったときの最初の対処法は、冷静を取り戻すことです。
解決することも大切ですが、まず心を落ち着かせましょう。
冷静さえ取り戻せば、アクシデントの半分は解決したも同然です。
冷静になれば思考に余裕が生まれて、アクシデントの対処法も見つかります。
「こうすればいいよね」と解決の糸口が見えてくるでしょう。
過去にあった最悪のアクシデントも、無駄な経験ではありません。
今こうやって冷静を取り戻すために役立っているのですから「起こってよかった」と言えます。