人生を楽しむために、次の考え方に注意です。
「もっと楽しまなければいけない」です。
前向きな言葉であり、どこが悪いのだろうかと思いますが、よくないのです。
「楽しむ」という部分はいいのです。
いけないのは「しなければいけない」というMUSTの部分です。
「しなければいけない」という言葉には注意が必要です。
「MUST」であり、強制感があります。
「楽しむ」という心がけは素晴らしいのに、肝心のところで強制感が出ていては本末転倒です。
誰でも強制されるのはストレスです。
「しぶしぶ頑張る」「仕方なく取り組む」というニュアンスがあり、抵抗を感じます。
苦痛が生まれしんどくなります。
自発的とはいえ、強制感があるかぎり、なかなかうまくいきません。
純粋な気持ちをゆがめるからです。
「楽しまなければいけない」と思うと、逆に楽しめなくなります。
では、どう考えるのがいいのでしょうか。
シンプルに考えましょう。
「楽しまなければいけない」ではありません。
「楽しもう」でいいのです。
シンプルに考えるのが一番いい。
「○○しよう」という考え方には、熱意と意欲、勢いとスピード感があります。
生き生きとした躍動感があります。
ふわっとした軽さがあります。
背中に翼が生え、羽ばたいていくような高揚感があります。
前向きな気持ちになれるため、行動したい気持ちになるのです。
「勉強を楽しまなければいけない」ではありません。
「勉強を楽しもう」です。
「仕事を楽しまなければいけない」ではありません。
「仕事を楽しもう」です。
「人付き合いを楽しまなければいけない」ではありません。
「人付き合いを楽しもう」です。
この考え方は、すべてのことに共通です。
趣味も恋愛も子育ても同じことです。
あらゆることを楽しみましょう。
「楽しまなければいけない」と考えそうになれば、頭の中で二重線を引っ張って「楽しもう」に書き換えてください。
すべてのことを「エンターテインメント」と考え、楽しもうとすると、ゆくゆく人生全体を楽しむことにつながります。
「楽しもう」と思うと、スムーズに楽しめます。