ぎりぎり試合に負けたとき。
ぎりぎり不合格になったとき。
大差がついてうまくいかなかったなら、まだ諦めもつきます。
ところが、ぎりぎりうまくいかなかったときが厄介です。
「もう少し頑張ればよかった」
挫折感・敗北感・屈辱感の3拍子。
ぎりぎりうまくいかなかったからこそ、悔しい気持ちが余計に大きくなります。
さて、こういうときは、まず思いきり悔しがりましょう。
悔しさは、悔しいときしか味わえません。
「残念だ。悔しくて悔しくて、体の震えが止まらない」
挫折感・敗北感・屈辱感を存分に味わって、涙が出るほど悔しがりましょう。
そして、ここからが重要です。
悔しい気持ちがあれば、落ち着くまでじっとするのではありません。
「こんな悔しさは二度と味わいたくない。次こそはうまくやってやるぞ」
めらめらと燃える悔しさを、改善や反省にぶつけるのです。
試合に負けたら、のこのこ自宅に帰るのではありません。
そのまま練習場に向かい、悔しい気持ちが残っているうちに練習しましょう。
学校で模擬試験を受けて、思うように解答できなかったとき、のこのこ自宅に帰って終わりにするのではありません。
悔しい気持ちが残っているうちに、間違った問題を見直して、二度と間違えないように復習しましょう。
悔しさをプラスに転化すれば、すさまじい力を発揮できるでしょう。
勢いよく吹き上がるパワーを賢く活用することです。
悔しいときは思いきり悔しがって、復活の力に変えようではありませんか。
悔しいパワーをうまく活用すれば、次こそはうまくいくはずです。