過去を振り返っていませんか。
過去を振り返って、懐かしい気分に浸ることもあるでしょう。
たまには過去を振り返るのもいいですが、振り返ってばかりではいけません。
過去を振り返っていると、未練や後悔が生まれます。
「あのときこうしていればよかった」とくよくよすることが増え、ため息が出るでしょう。
余計なエネルギーが消費され、多くの時間も過ぎていきます。
くよくよしたところで、過去はもう過ぎ去ったこと。
今さら戻ることもやり直すこともできません。
過去のことばかり考えていると、過去に縛られた生き方になってしまいます。
過去を振り返ることは、過去を生きることになるのです。
過去がダメなら、未来はどうか。
未来を考えるならいいかというと、ここにも注意があります。
明るい未来をイメージして、わくわく夢を膨らませるならいいですが、注意が必要です。
未来は未来です。
未来のことばかり考えていると、余計な不安や心配を増えてしまいます。
仕事のこと、老後のこと、子育てのこと、介護のこと、病気のこと。
悪い妄想が膨らみ、ため息が止まらなくなります。
未来のことを考えたところで、実際にどうなるのかは、そのときになってみないとわかりません。
どれだけ未来を予想したところで、100パーセント保証できることはありません。
未来についても、考えすぎると毒になります。
未来のことばかり考えていると、未来に振り回されるのです。
過去も考えません。
過去を振り返ることは、過去を生きることになります。
未来も考えません。
未来を考えていると、未来に振り回されます。
ではどうするか。
今に集中するのです。
今に集中することが、今を生きることになります。
あなたが生きている時間は、常に今しかありません。
過去に戻ることも、未来に行くこともできません。
「未来に行く」と言いますが、実際は言葉のあやであり、私たちは現在しか生きられません。
生まれてから死ぬまで、私たちが生きているのは「今」だけなのです。
あなたはまだ今に集中できていません。
時間を忘れ、周りが見えなくなるほど、今に集中しましょう。
忘我の境地に入って、1つのことに熱中しましょう。
過去も未来も余計なことは考えません。
今を必死に生きることが、素晴らしい過去を残し、未来を作ることになります。
ひたすら今に集中するだけでいいのです。
あなたには今、やるべき仕事があるはずです。
脇目も振らず、目の前にある仕事に集中してください。
今に集中するだけで、普通の日常が冒険に変わります。