平凡な日常を冒険に変えるには、ちょっとしたところにあります。
それは「話しかける行為」です。
あなたが普段話しかける人を思い出してください。
優しそうな人や話しかけやすい人など、パターンが偏っているのではないでしょうか。
人に道を聞くときも、優しそうな人を選ぶでしょう。
新しく友人を作りたいとき、仲良くなれそうな人を探すでしょう。
普段の人間関係でも、仲のいい人には話しかける一方、仲良くない人は無関心というパターンが多いはずです。
普通の日常を冒険に変えるなら、ここにチャンスがあります。
普段話しかけない人に、勇気を出して話しかけてみましょう。
「今まで避けていた人をあえて選んでみる」ということです。
実際話し始めてみると、思っていた人と違っていた印象ということがあります。
見た目は怖そうな人でも、実際に話してみると意外と優しくて驚かされることがあるでしょう。
見た目は派手な人でも、実際に話してみると、意外とおとなしい感じの人かもしれません。
私たちはいつの間にか先入観で行動していることに気づかされます。
普段と違った行動パターンをすると、新しい発見があります。
「自分とは合わなさそう」という人に、あえて話しかけてみるのも面白い。
相性が合わなくて違和感があるかもしれませんが、ずれを楽しむ気持ちになれば、面白く受け入れられます。
突然話しかけるのが難しいなら「質問」という形で話しかけてみてはいかがでしょうか。
自然な形で話しかけることができ、質問を通して会話ができます。
そこから話の輪を広げていけば、次第に仲良くなっていけるでしょう。
わからないことも解決できるので一石二鳥です。
「話が合わなくてつらい」と思ったときは、上手な接し方があります。
話が合わなければ、聞き役に回ればいいことです。
否定も批判もしません。
「なるほど」と、ゆっくりうなずきながら話を聞かせてもらいましょう。
自分とは合わない人であっても、聞き役に回れば、コミュニケーションが成立します。
教えてもらう姿勢になれば、どんな話も聞けるようになります。
あなたが真剣に話を聞く姿勢を見せれば、相手は上機嫌になっていろんな話をしてくれるでしょう。
その中にはあなたにとって役立つ情報も含まれているはずです。
自分と合わない人だからこそ、いい勉強になるともいえるのです。
普段話しかけない人に話しかけるくらいなら、特別難しいことではないでしょう。
毎日毎回、普段話しかけない人に話しかける必要はありません。
「週に1回」「月に1回」程度なら、何とかできるはずです。
恥ずかしがり屋の人でも、たまに勇気を出すくらいならできるはずです。
自分を変えるつもりで勇気を出してください。
普段話しかけない人に話しかけてみることを「冒険」というのです。