「つまらないことは楽しめない」
「つまらないものはつまらない」
「つまらないものはどうしようもない」
そうした考えがあるなら、まだ頭が固い証拠です。
人生で大切なのは「つまらないことをどれだけ楽しめるか」です。
世の中につまらないことは1つもありません。
つまらないことは、それを楽しいと感じる感性がまだ養われていないだけです。
もっと深く理解することで、楽しみを理解できるようになります。
見方を変えることで、楽しみを見いだせるようになります。
感性をもっと豊かにすることで、つまらないことの中から楽しみを見いだせるようになります。
最終的には、どんなことでも楽しめるようになります。
つまらないことを楽しくする方法が、3つあります。
「勉強する」「工夫する」「見方を変える」という3つの方法を駆使すれば、どんなことも楽しくなります。
楽しめるようになる基本は「勉強」です。
勉強と聞くと堅苦しく感じるかもしれませんが、もっと力を抜いて、ポジティブに考えてください。
それについて深く知るだけのことです。
たとえば、名画を見てつまらなく感じるなら、画家・絵の具・時代背景について学んでみます。
それぞれ理解できるようになれば、最初はつまらなく感じていた絵が、どんどん楽しく感じてきます。
これの考え方は、ほかの分野でも同じです。
大切なことは「理解を深める」ということです。
つまらなく感じているなら、勉強不足による理解不足です。
勉強によって理解が深まれば、魅力がわかるようになるため楽しく感じてきます。
工夫すると楽しくなります。
たとえば、つまらない雑用があるなら「タイムアタック形式」という工夫を取り入れてみます。
スピードを上げるために、試行錯誤する必要もあって、頭の体操にもなります。
雑用にゲーム感覚が加わることで、楽しくなってくるでしょう。
見方を変えることで楽しくなります。
「別の視点から見る」ということです。
たとえば、青空です。
ぼんやり青空を眺めていてもつまらないと感じるなら、青空に浮かぶ雲に注目してください。
雲の形を眺めていると、人の顔や動物の形に見えてきて、楽しくなってくるでしょう。
つまらないと感じるなら、壁の模様に注目してください。
いろんな柄や色が入り交じっていて面白く感じるでしょう。
無地のように見える壁も、よく見てみると、でこぼこしていたり傷があったりするのではないでしょうか。
壁を眺める時間が「芸術鑑賞」に匹敵する時間に変わるはずです。
つまらない仕事があるなら、もっと深く掘り下げてみてください。
つまらない仕事の中にも、自分の興味関心を駆り立てる要素が1つくらいはあるはずです。
知らないことや勉強になることがあれば、わくわくする気持ちになるばかりか、やる気も高まってくるでしょう。
世の中につまらないことは1つもありません。
つまらないと感じるなら、そう感じてしまう自分を恥じてください。
「どうすれば楽しめるか」と考えてみてください。
人生で大切なのは「つまらないことをどれだけ楽しめるか」です。
「つまらない」という口癖があるなら注意してください。
「私は理解力がありません。感受性の乏しい人間です」と公言しているようなものです。
普段から「つまらない、つまらない」とぼやいていると、言葉のとおりつまらない人間になってしまいます。
「つまらない」という一言は禁句です。
言いそうになったら、喉のところでぐっとこらえましょう。
「つまらない」と言うくらいなら、言わないほうがましです。