飲み会のお会計のとき、姿を消す人がいます。
お会計の時間が近づけば、こっそり席を外し、姿をくらまします。
トイレに行くふりをして、席を外す。
携帯電話に出るふりをして、席を外す。
急に用事を思い出したふりをして、席を外す。
わざと要件があるふりをして、こっそり姿を消して、支払いから逃げようとします。
忍者のように、静かに移動して、なかなか戻ってきません。
参加人数が多くなるにつれて、ごまかしやすくなって、こういうことをする人が現れます。
戻ってきたときには、お決まりの文句で言い訳をします。
「ちょっとトイレで席を外していた。トイレが混んでいてね」
「ごめんごめん。急に電話がかかってきて、少し話が長くなってね」
「ちょっと外の空気を吸いたくなって、その辺でうろうろしていた」
うまい言い訳をして、自分の支払いをごまかそうとするのです。
こういう人は嫌われます。
幹事は仕方ないのでお金を立て替えてくれますが、きちんとチェックされます。
気づかれていないようでしっかり気づかれ「要注意人物」として認定されます。
「あの人はいつもお会計のタイミングになると姿を消すよね。感じが悪いよね」
裏でこそこそ悪い噂が広まります。
印象が悪くなり、信用も落ち、職場では大きな仕事を任せてもらえなくなります。
小さな金額をケチったばかりに、大きな損をすることになるのです。
あなたは、こういう人にならないことです。
仕方ない事情で飲み会を抜けるなら、先に自分の支払いを済ませておくことです。
幹事から催促されなくても、率先して自分の分を支払うのがマナーです。
支払いを忘れていたら、後日遅れてでもいいので、きちんと支払いを済ませることです。
きちんと支払いができる人は、信用されます。
当たり前のことですが、こういうところで差がつくのです。