仕事の差はどこでつくのか。
その1つが「1分遅刻をするとき」です。
1分遅刻をするとき、2通りの人にわかれます。
あなたはどちらのタイプの人間ですか。
たしかに「たった1分」と言ってしまえば、そのとおりです。
約束の時間に、わずか60秒ほど遅れるにすぎません。
相手に迷惑をかけるとはいえ、微々たるもの。
1分の遅刻をして、すぐ重大なトラブルに発展することはないでしょう。
もちろんいきなり解雇されることもないはずです。
相手によっては、1分くらいの遅刻を「定刻どおり」と見なすこともあります。
1分くらいの遅刻であれば、ほとんどの人は連絡を入れないのではないでしょうか。
しかし、仕事で差をつけたいなら、1分の遅刻をするときこそ大切な場面です。
たった1分であっても、遅刻は遅刻です。
たった1分の遅刻でも、前もって連絡を入れておきましょう。
遅刻をするかどうか微妙なラインであっても、念のため遅刻の連絡を入れておくほうが安心です。
約束の時間には、十分な余裕を持って到着するのが理想的です。
遅刻をするかどうか微妙なラインなら、その時点でアウトです。
十分な余裕を持って行動できていない証拠ですから、その時点でアウトです。
事前に連絡を入れておけば、印象の悪化を最小限に抑えられます。
それどころか、かえって印象が良くなることも少なくありません。
「1分の遅刻のためにわざわざ連絡を入れるなんて、きちんとしている人だな」
1分の遅刻を重く受け止めていることが相手に伝わるでしょう。
不思議なことに、悪印象どころか、好印象につながることもあります。
「この人は信用できる」と判断され、仕事のチャンスをつかんでいくのです。
「連絡するのが面倒くさい」と思うかもしれませんが、ナンセンスです。
もともと自分に非があって遅刻するわけですから「連絡を入れるのが面倒」と考えるのは横柄です。
渋滞であれ電車遅延であれ体調不良であれ、余裕を持って行動できなかった自分に問題があります。
たかが1分、されど1分。
自分の過ちを償うためにも「1分の遅刻であれ、連絡を入れるのは当然」と考えましょう。
1分の遅刻だから連絡を入れないのか、1分の遅刻であってもきちんと連絡を入れるのか。
仕事の差がつくのは、ここなのです。