あなたはいつも「やらなければならないこと」ばかり考えていませんか。
自分で自分を追い込み、自分に鞭を打っていませんか。
「やらなければならないこと」ばかりを考えていると、だんだん気分が滅入ってきてしまいます。
やらなければならないことが少なければいいですが、量が多すぎると圧倒されてしまい、元気がなくなってしまうのです。
受験勉強で大変なのは、覚えなければならない量です。
範囲が広いため、覚えなければならない量が途方もなくあります。
「やらなければならないこと」に圧倒されて、気持ちが暗くなってしまうのです。
受験勉強の敵は、難しさより量の多さにあります。
「~しなければならない」というmustの意味合いが強いだけに、考えるだけで重たく感じてしまうのです。
それがたくさんあれば、なおさらです。
しかし、ここで気分を軽くするために、逆の発想をしてみましょう。
やらなければならないことを考えるのではなく「やらなくてもいいこと」を考えるのです。
自分にとって必要のない物を考えて、消去法でどんどん消します。
自分の背中から荷物を下ろすような感じで、やらなくていいことがはっきりわかってくると、精神的な重みもいくぶん軽くなります。
テスト勉強では「範囲」が重要です。
どこからどこまでをやる必要があり、どこからがやる必要がないのかというラインを分けて、明確にすることが大切なのです。
やらなくてもいいところをはっきりさせておくとそれだけ、やるべきことに焦点が絞られていくのです。