人生で「勝負所」と呼べる場面を迎えることがあります。
試験、試合、発表会、就職活動、婚活。
進路や人生に影響を及ぼすような重要な局面があるでしょう。
勝負所では特別な緊張や興奮があって、一回り大きな精神的ストレスがかかるでしょう。
そうした勝負所に直面したとき、注意したいことがあります。
ブレーキを踏まないことです。
勝負所では、独特の緊張感が漂います。
勝負所は臆病風に吹かれやすい場面です。
「怖い」「つらい」「逃げたい」というネガティブな感情に襲われ、反射的にブレーキを踏んでしまうことが少なくないです。
勝負所でブレーキを踏んでしまうと、本来の実力を発揮できなくなります。
パワーやスピードが衰え、後れを取ってしまいます。
今まで培ってきた能力も、制限しては意味がありません。
どれだけ実力や技術が高くても、ブレーキを踏んでしまうと、パワーダウンで不利になります。
勢いもスピードも出なくなり、結果として悔いの残る結果となるのです。
勝負所では、ブレーキよりアクセルです。
持てる力のすべてを出し切れるよう、しっかりアクセルを踏んでください。
負けることは考えず、勝つことだけを考えます。
涙目になろうと恐怖で体が震えようと、しっかり前を向いて、堂々と胸を張ってください。
アクセル全開になってこそ、勢いもスピードもしっかり出します。
本来の実力を発揮でき、100パーセントを出し切ることができ、おのずとベストの結果へとつながっていくのです。
たとえ負けることがあったとしても、アクセル全開で打ち込んだことなら悔いが残りません。
次のヒントや成長が得られます。
「やるだけのことはやった」と納得ができ、すっきりした気持ちで終えられるでしょう。
勝負所でブレーキは踏まず、アクセルを踏むのが正解なのです。