執筆者:水口貴博

怠け癖を直す30の方法

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ゲーム要素を取り入れる2つのポイント。仕事リストを作る、記録をつける。

ゲーム要素を取り入れる2つのポイント。仕事リストを作る、記録をつける。 | 怠け癖を直す30の方法

「つまらない雑用」

「地味なトレーニング」

「やる気が起こらない勉強」

怠け癖のある人にとっては、どれも抵抗感があるでしょう。

やる気を出そうと思っても、わくわくしないことは、なかなか重い腰が上がりません。

そんなときは「ゲーム要素」を取り入れましょう。

ゲームが嫌いな人はいないでしょう。

怠け癖のある人でも、ゲームなら積極的に取り組めるはずです。

ゲームが楽しく感じる理由は、脳の報酬系を刺激していることにあります。

ゲーム要素を加えると、脳の報酬系に働きかけることになるため、遊び感覚が生まれ、楽しく取り組めるようになります。

自分の行いによって達成感や満足感が得られると、その快感を再び得たくなって、やる気が出てきます。

やればやるほど快感が得られるので、やめられなくなり、いつの間にか夢中になっているのです。

では、どうすれば、ゲーム要素を加えることができるのか。

複雑な工夫が必要に思えますが、実はシンプルです。

ゲーム要素を取り入れるのは、結局のところ「脳の報酬系に働きかける仕組みを作る」ということ。

脳の報酬系に働きかける仕組みを作るには、次の2つを心がけてください。

  1. 仕事リストを作る
  1. 記録をつける

どちらも平凡なことですが、れっきとしたゲーム要素の1つ。

脳の報酬系に働きかける効果は抜群です。

仕事リストを作る

まず仕事のリストを作成しましょう。

小さな仕事から大きな仕事まで、箇条書きでリストアップします。

その仕事リストに書かれた項目は、いわば敵です。

簡単な仕事は、弱い敵。

難しい仕事は、強い敵。

仕事が終われば、赤色のペンで一重線を引きましょう。

ぐりぐり力を入れながら、赤線を引くと、いかにも敵をやっつけたかのような達成感が得られるでしょう。

仕事を片付けていくたびに、赤線の箇所が増え、敵をやっつけていくことができます。

仕事リストを通して、冒険が前に進んでいる感覚が得られます。

記録をつける

記録をつけることもゲーム要素の1つです。

記録をつけることは、自分の足跡を残すこと。

記録をつけることで、経験値やポイント数がたまっていく様子がわかります。

ロールプレーイングゲームのように、キャラクターが成長している実感が湧きやすくなります。

記録の付け方は、自由です。

言葉による記録でもかまいませんが、量・時間・回数など、具体的な数字が伴った記録なら、さらに効果が倍増します。

水泳なら、泳いだ距離。

ランニングなら、走った距離。

営業の電話なら、かけた本数。

資料作成なら、作成した枚数。

筋トレなら、ダンベルを持ち上げた回数。

記録をつけることが快感になり、もっと頑張りたくなるでしょう。

「次は新記録を狙って頑張ろう!」と、上を目指す気持ちも湧き始めます。

自分の努力の結果を確認できれば、快感が得られるだけでなく、誇らしい気持ちにもなれます。

§

シンプルですが、効果は抜群です。

騙されたと思って「仕事リストを作る」「記録をつける」の2つを心がけてみてください。

自分がロールプレーイングゲームの主人公になった気分を味わえるでしょう。

脳の報酬系を刺激することができ、嫌でもモチベーションが上がります。

ゲーム要素が加われば、ストレスさえも快感になります。

工夫は小さいですが、もたらす結果は大きい。

たったこれだけで、ゲーム要素を加えることができ、怠け癖が直るのです。

怠け癖を直す方法(13)
  • 「仕事リストを作る」と「記録をつける」の2つで、ゲーム要素を加える。
怠けたときの悪影響を考えることは、自己管理を促す働きがある。

怠け癖を直す30の方法

  1. 怠け癖を克服する鍵は、精神論ではなく、方法論にある。
  2. 怠け癖は性格の問題だから直せないのか。
  3. 行動することのメリットを書き出すと、やる気のスイッチが入る。
  4. 怠け癖が直るから、目標を立てるのではない。
    目標を立てるから、怠け癖が直る。
  5. 失敗を恐れると、怠け癖になる。
    失敗を受け入れると、怠け癖が直る。
  6. 出来すぎた計画は、もはや実行されない。
  7. きちんと朝食を取る習慣がないかぎり、怠け癖は直らない。
  8. 朝日を浴びながら、怠ける人はいない。
  9. 怠け癖があるから、後回しにするのではない。
    後回しにするから、怠け癖になる。
  10. 簡単なことから少しずつ始めるのが、怠け癖を直すコツ。
  11. 複雑に考えると、怠けたくなる。
    シンプルに考えると、やる気が湧いてくる。
  12. 怠けている人と接していると、怠けたくなる。
    頑張っている人と接していると、頑張りたくなる。
  13. ゲーム要素を取り入れる2つのポイント。
    仕事リストを作る、記録をつける。
  14. 怠けたときの悪影響を考えることは、自己管理を促す働きがある。
  15. ご褒美を用意しておけば、怠け心が吹き飛ぶ。
  16. 怠け癖があるから「面倒くさい」と言うのではない。
    「面倒くさい」と言うから、怠け癖になる。
  17. 無駄な仕事を抱えていれば、怠け癖が出るのも当然。
  18. 誘惑を排除することは、怠け癖の改善を促すこと。
  19. やる気が出る音楽を聴くだけで、やる気モードのスイッチが入る。
  20. 「無気力だから行動できない」というのは、思い込み。
  21. 着替えを制するものは、怠け癖を制する。
  22. 自宅にいるから、怠けてしまう。
  23. 鼓舞する言葉を言い聞かせるだけでも、怠け癖は直る。
  24. 疲れとストレスをためないことが、怠け癖を直すことにもつながる。
  25. 失敗をイメージするから、怠け癖が出る。
    成功をイメージすると、怠け癖が吹き飛ぶ。
  26. 責任感と使命感は、なくて困ることはあっても、あって困ることはない。
  27. 好きなアイドルや芸能人の写真を使って、怠け癖を直す。
  28. 大きな結果にこだわらない。
    小さな結果にこだわろう。
  29. 仲間を作れば、怠けたくても怠けにくくなる。
  30. 昨日より少し怠け癖が直っていれば十分。

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