一度にすべてを片付けようとしていませんか。
いきなり難しいことから始めようとしていませんか。
もちろん簡単ですぐ終わる仕事なら、一度に片付けるのも悪くありません。
ちびちび進めるより一気にまとめて終わらせたほうが、仕事の手際がよく、時間も効率も向上するでしょう。
しかし、どんな仕事でも一度にすべてやろうとするのは注意が必要です。
仕事の量が多いと、すべて終わるまでに、多くの時間と労力がかかります。
大きなストレスとプレッシャーに耐えて、乗り越えなければいけません。
また、すべてを一度にやろうとすると、面倒くさい気持ちが先にきます。
取りかかる前から「これは大変そう」とげんなりして、怠けたくなる。
やる気がそがれ、なかなか重い腰が上がらず、逃げ癖につながってしまうのです。
ましてや難しい仕事を一度にやろうとするのは、挫折をしにいくようなもの。
失敗経験や心の傷を増やすことになり、自信喪失や自己否定感につながる恐れがあります。
一度にすべてやろうとするスタイルはスマートではありますが、必要な場合を除き、慎重になったほうがいいでしょう。
怠け癖を直すなら、仕事の取り組み方が大切です。
まず簡単なことから少しずつ始めることを習慣にしてください。
「簡単なことから少しずつ始める」という点がポイントです。
気軽に取りかかれます。
簡単なことから少しずつ始めると、脳の中の側坐核という部分が刺激され「ドーパミン」が分泌されます。
ドーパミンは別名「やる気ホルモン」と呼ばれています。
ドーパミンの分泌が促されることで、じわじわテンションが上がり、やる気を高めていけます。
これは、小さな動作でも効果があります。
小さく簡単な仕事を通して少しずつ頭や体を動かしていると、側坐核が刺激され、やる気が出てくるようになります。
また、小さな仕事は短時間で片付くため、達成感が得られます。
達成感が得られると、脳の報酬系が刺激されることで快感が得られ、ますますやる気が高まります。
気づけば、夢中になっているのです。
簡単なことから少しずつ始めましょう。
簡単なことから始めて、少しずつ難しい仕事に移っていけば、無理なくこなせます。
うまく勢いに乗ることができるので、スピードも出ます。
簡単なことから少しずつ始めるのが、怠け癖を直すコツなのです。