だらしない服装で、仕事や勉強をしようとしていませんか。
リラックスには最高の服装かもしれませんが、その服装が怠け癖の原因になっているかもしれません。
怠け癖があって悩んでいるときは、着替える機会を作ってください。
「着替えただけで、怠け癖は直らない」
そう思うかもしれませんが、誤解です。
着替えとは、衣服を着せ替えるだけの行為ではありません。
モードを切り替える儀式でもあります。
着替えには、心や気持ちに作用する働きがあり、服装どおりの気持ちになれます。
たとえば、エプロンをすると「料理モード」のスイッチが入るでしょう。
料理に適した服装をすることで「さあ、料理を頑張るぞ!」という気持ちになります。
制服に着替えると「勉強モード」のスイッチが入ります。
自然と頭の回転がよくなり、集中力や記憶力まで高まっていくでしょう。
スーツに着替えると「ビジネスモード」のスイッチが入ります。
自然と身が引き締まり、しっかり働きたくなる気持ちが高まるでしょう。
パジャマに着替えると「睡眠モード」のスイッチが入ります。
自然な眠気がやってきて、だんだんまぶたが重くなってくるはずです。
「怠け癖を何とかしたい」と思ったら、着替えてみましょう。
たとえば、自宅で勉強するなら、きちんと私服に着替えましょう。
パジャマのままでは、勉強に集中するほうが難しい。
だらだらした気持ちが抜けず、勉強中に眠くなるでしょう。
きちんと私服に着替えることで、思考が切り替わり、勉強に集中しやすくなるでしょう。
私服でもまだ気合が入らないなら、制服を着てみるのも悪くありません。
自宅とはいえ、制服に着替えることもあっていい。
学校にいるような適度な緊張感が得られ、嫌でも勉強モードのスイッチが入るでしょう。
自宅で仕事をするとき、わざとスーツを着てみてはいかがでしょうか。
自宅でスーツを着てはいけないルールはありません。
スーツを着ると、怠け心が吹き飛び、やる気が出てくるでしょう。
スーツが堅苦しいなら、フォーマルな私服でもかまいません。
少し堅苦しい服装をしたほうが、気持ちが引き締まって仕事に集中しやすくなるでしょう。
運動をするときは、きちんとトレーニングウェアに着替えたほうがいいでしょう。
動きやすくなるだけでなく、運動モードのスイッチも入ります。
一瞬で気合が入って、しっかりトレーニングに打ち込めるはずです。
つらくても苦しくても、根気を発揮しやすくなります。
怠け癖は「着替える」という手段で吹き飛ばしましょう。
体がだるくてやる気が出なくても、着替えくらいならできるはずです。
「たかが着替え」と思いますが、心や気持ちに影響するポイントです。
着替えを制するものは、怠け癖を制するのです。