執筆者:水口貴博

物を持たない30のシンプル生活

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「誰かにあげることができないか」と、考えてみる。

「誰かにあげることができないか」と、考えてみる。 | 物を持たない30のシンプル生活

困ったことに「きれいな姿をしたごみ」が生活の中にはたくさんあります。

きれいな姿をしているだけにごみだと気づきにくく、いらないと気づいても「もったいない」気持ちから捨てられずにいます。

1年間一度も着なかったきれいな服がその代表で、たしかになかなか捨てにくいことでしょう。

捨てるときの大原則は「誰かにあげることができないか」を考えてみることです。

案外、身近なところに必要としている人がいるかもしれません。

きれいなごみのいいところは、きれいだからプレゼントとしてあげてしまうことができるということです。

汚く不潔なものなら誰もが嫌がりますが、きれいな服なら「ほかの人なら着るかもしれない」と思います。

1年間も着なかったのは、こうした理由からです。

  • 単純に自分の趣味が合わなかった
  • 買ってみたのはいいけれど着る機会がなかった
  • 衝動買いだったから
  • 着ようとしたら、サイズが合わなかった

着ないからには必ずそれなりの理由があるはずです。

しかし、あなたの友人ならどうでしょうか。

もしかしたら趣味に合うかもしれませんし、着る機会もあるかもしれませんね。

どうしても捨てることができなければ、必要としている人にどんどんあげてしまいましょう。

友人でも親でも、知り合いでもかまいません。

服は着られるために生まれてきました。

着てもらえる人のところへ行くのが一番の幸せなのです。

ごみ処分のときは「あげる」か「捨てる」かのどちらかです。

まずはあげることから先に考えてみて、誰もいなければ思い切って捨ててしまうことです。

とにかくためておくことだけは避けておきましょう。

トイレを「まだ我慢できるからもう少ししてから……」という人に限って、後から大変なことになるのです。

出すべきときに出すことです。

いらない物はあなたの生活を毒してしまいます。こういうものは早めに出しておくほうがいいのです。

物を持たないシンプル生活(3)
  • 必要としている人がいれば、その人にあげてしまう。
「いつか使うかもしれない物」に限って、一生使うことはない。

物を持たない30のシンプル生活

  1. ごみを捨てると、生活が向上する。
  2. 本人がごみだと気づいていないごみがある。
  3. 「誰かにあげることができないか」と、考えてみる。
  4. 「いつか使うかもしれない物」に限って、一生使うことはない。
  5. ほとんどの物はレンタルできる。
    個人があえて持つ必要はない。
  6. ブランドばかりをたくさん持とうとするのは、自信のなさの表れ。
  7. 物に囲まれすぎてしまうと、人間ではなくなってしまう。
  8. 一番の物だけを持てばいい。
  9. 一番の物だけは、複数持つことが許される。
  10. 整理整頓の基本は、机の上から。
  11. 「使うか使わないか」を基準に考えよう。
  12. 友人が持っている物を、わざわざ持つ必要はない。
  13. 100パーセントの収納が、100点の収納ではない。
  14. 手紙や年賀状は、捨ててもいい。
  15. 捨てるときの心の痛みは、勉強代だと考えよう。
  16. 中途半端な物は、出番も中途半端。
  17. 物を捨てないと、集中ができない。
  18. 1つが捨てられなくても、まとめてなら捨てることができる。
  19. 記念品は、心にしまう。
    わざわざ部屋に残さない。
  20. ごみ捨てをしないと、ごみが部屋の住人になってしまう。
  21. 自分らしい部屋にするなら、模様替えや装飾よりごみ捨て。
  22. 他人に捨ててもらうと、捨てられる。
  23. 自分が必要だと思い込んでいるだけ。
    なくなっても困らない。
  24. 「借りること」を前提に生活すれば、必ず部屋はすっきりする。
  25. 旅先で買えるものを、わざわざ持たない。
  26. 使わないのにもらうことは、ごみをもらっているということ。
  27. 貧乏性は、病気と言ってもいい。
  28. 新しい物を買ったら、古い物は捨てよう。
  29. 捨てる力を身につけると、置く場所と捜す時間を節約できる。
  30. 最後に残った物が、本当に必要な物。

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