大好物といえば「たまに食べるもの」という感じがあります。
大好物には特別感があります。
強く気持ちがこもっているためでしょうか。
「たまに食べるものであって頻繁に食べてはいけない」という考えに発展していることが少なくありません。
あるいは、頻繁に食べると飽きてしまう不安もあるのかもしれません。
もちろんたまに食べるのもいいですが、人生で食は有限です。
食の楽しみに制限を設けるのは、食の可能性を制限しているのと同じです。
大好物に制限を設けるのはもったいないことです。
つまらない思い込みを取り払ってください。
無意識に作り出した制限を取り払ってください。
もっと頭を柔らかくして、新しい食の楽しみ方を取り入れましょう。
それが「大好物を連続で食べてみる」です。
時には大好物を連続で食べてみましょう。
2回続けて食べてみるということです。
簡単に実現できるにもかかわらず、意外と盲点になっている食生活です。
「連続で大好物を食べていいの?」と思いますが、もちろんOKです。
食事は、法律やルールで決まっているわけではありません。
自分のことなのですから、好きに決めていいのです。
大好物は、たまに1回だけ食べるより2回連続で食べるほうが特別感は増して元気が出るでしょう。
たとえば、大好物がローストビーフ丼だとします。
「昼食にローストビーフ丼。夕食にもローストビーフ丼」という設定はいかがでしょうか。
連続で食べてみると、ちょっとした非日常感を味わえるに違いありません。
一段と贅沢に感じて、やる気や元気もパワフルになるでしょう。
日をまたいで2回続けて食べるのもありです。
夕食にローストビーフ丼で、翌日の朝食にもローストビーフ丼です。
2回連続という特別感がある上、朝食から贅沢な食事をすることにもなるので、さらに贅沢感が高まるでしょう。
朝からスタートダッシュができるに違いありません。
悪いことをしているような気がしますが、気のせいです。
何も悪いことはしていません。
罪悪感は不要です。
誰から叱られることもないので安心してください。
普通に大好物を連続で食べているだけです。
カロリーが心配であれば、あらかじめ量を控えめに食べればいいことです。
ローストビーフ丼なら、ご飯の量を少なめにして炭水化物を減らしておきます。
食べすぎてしまえば、食後に運動をしてカロリーを消費させればいいことです。
「頻繁に食べると飽きやすくなる」
そんな不安もあるのかもしれませんが、さほど気にする必要はないでしょう。
大好物は特別なので、簡単に飽きることはありません。
万一飽きたとしても、別の大好物に取り組んでいけばいいだけです。
世の中には、すべてを知り尽くせないほど、たくさんの食にあふれています。
食の選択肢はたくさんあって、選ぶのが大変なくらいです。
あなたの食生活に「連続で大好物を食べる」という選択肢を取り入れてみてください。
余裕があれば「3回連続」というチャレンジもあっていいでしょう。
そういう食べ方も、ありです。
もちろん悪いことではないのですから、罪悪感も不要です。
食の許容範囲を広げることで、食生活が豊かになります。